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ベートーヴェンを毎日聴く90(2020年3月30日)

『ベートーヴェン/ピアノ三重奏曲 変ホ長調 op.63』を聴いた。

この作品は作品4の弦楽五重奏曲を、ピアノ三重奏曲に編曲したもの。但し、その編曲はベートーヴェン自身が行ったのではなく、他者が行っている。

他者がベートーヴェンの作品を編曲したものは、以前に登場した作品41「セレナード」と、作品42「ノットゥルノ」がある。ただ、この2作品はベートーヴェンが手を加えていて作曲者が知るところのものであったのだが、この作品63は、ベートーヴェンが同様のことを行ったのかどうかわからない、つまりベートーヴェンは知らないかもしれない、という。

でも、出版社からベートーヴェンの作品として出版されているので、知らないままであったことは無いであろう。それは、ベートーヴェンは過去、著作権の問題で長い裁判を戦った経験がある人物、ということから考えても、そうだと思わざるを得ないが。

ベートーヴェンのすべての作品を聴くために、手持ち分のCDにはない作品を補完するために、80枚から成る「ベートーヴェン作品全集」を買っているが、それにはこの作品は含まれていなかった。

前述のように、ベートーヴェンがこの作品を知るところではなかったかもしれない、ということでこの収録から外されてしまったのかもしれない。

さて、どうしようか?と思ったが、さすがYouTubeである。その力を借りて聴いたのである。

※公式のチャンネルにはUPされていないので、ここでは掲載を見合わせた。

(記:2020年11月25日)

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