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忍たま乱太郎に震え、4DXに揺られてきた。
昨日のわたしは本当に全然だめだった。
どれくらいダメだったかというと、ダメだ〜〜!!!ってnoteに書き散らして不貞寝して、朝起きたら記事にスキをつけてもらえていてちょっとウルッとしちゃったくらい。
心理職なのにメンタル弱まっている。
夫に相談して、今日は1日自分時間をもらった。
これでダメなら明日職場の医者を脅して薬を処方してもらおうかとおもっていた。
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さて、急遽できた時間をどう使うか。
まずは安定のピラティス。体をほぐして、自分の身体に意識を向ける。
そもそもピラティスは動く瞑想と言われているくらいなので、鬱々としているときにはもってこいな運動である。
でも、50分のレッスンのうち前半はほとんど集中できなかったような気もする。参加したレッスンが入門編だったこともあって動きも易しくて、没入できなかったのもあるかもしれない。嫌なことが何度も頭をよぎる。そのことに気づいては受け止めて流す…とはいうけれど、そんなうまくいったらカウンセラーなんていらないんですよね。あーあ。
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気を取り直して、映画館へ。
ピラティスへ行く前に映画館で上映中の映画をチェックしていて、思い切って座席を取っていたのだ。
『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』
ちなみにわたしの忍たま歴は、小学生の頃ぼんやりと眺めていたくらい。
知っている登場人物は乱太郎・きり丸・しんべヱ・土井先生・山田先生・学園長先生・へむへむ・食堂のおばちゃん、あと利吉さんとナメクジ好きな男の子。それくらいなものである。
土井先生が初恋ハンターであることはうっすら知っていたし、そう言われてみれば忍たまで誰が好きかと言われたら土井先生だったなぁという程度。大して思い入れもなかった。
じゃあなんで忍たまをチョイスしたのかというと、これ以上わたしが落ち込みたくなかったから。子ども向け作品だし、多少のスリルがあっても鬱展開はないだろうと思ってのことだった。
夫からはガンダムGQuuuuuuXを勧められたけど、どんな話か聞いてもちゃんと答えてくれなかったから今回は除外した。
余談だがわたしの夫は子どもとモルカー ザ・ムービーを見にいっていたのでどんな話だったか聞いたら「プイプイしてたよ」と言っていた。もしかしたら壊滅的に言語化できない男なのかもしれない。
ちなみに今回わたしはなんと4DXデビューをしてきた。
なぜ忍たまで4DXを選んだかって?
それしか選択肢がなかったからだよ…。
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ちなみにわたしは、大してあらすじも見ずに映画館へ突入した。
noteを書くにあたってネタバレがあってはいけないと思い公式HPであらすじを見てみた。
タソガレドキ忍者・諸泉尊奈門に挑まれた決闘に向かった忍術学園一年は組教科担当教師・土井半助が消息を絶ってしまう。諸泉と彼の上司である雑渡昆奈門から事情を聞いた忍術学園一年は組実技担当教師・山田伝蔵と六年生たちは、土井の捜索にあたる。
一方で何も知らない一年は組では土井と山田の代わりに雑渡と諸泉が教壇に立つことになり、授業に異様な緊張感が漂い始める。そんな中、忍術学園一年は組・摂津錐丸は偶然にも土井が行方不明になった状況を知ってしまう。
土井を捜索している六年生の前に突如、土井と瓜⼆つであるドクタケ忍者隊の軍師・天鬼が現れる。
あっ…なんか、あらすじでもうほとんど説明してくれている感じだったんだ…。
というか、忍たまを全く履修していないわたしは映画開始時からすでに大混乱。
タソガレドキ忍者ってなんやねん。
ソンナモン?ザットコンナモン??どちらさま???
っていうか4DXの演出すごい。土井先生が殴られるとわたしも背中を蹴り上げられるし、土井先生が川に落ちるとわたしも水に濡れる。なんでこんな土井先生の追体験をさせられるんだ…。
あと、滝夜叉丸先輩(この人もうっすら覚えていた)が一瞬登場したときめっちゃいい匂いをブシャーってかけられた。なんなん、4DX。
もうなんか、映画の内容と4DXの遠慮のない演出のおかげでだんだんわたしは元気になっていった。激しい戦闘シーンでちょっとニコニコしちゃったもん。ジェットコースターみたいに座席動くんだね。
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やっぱり忍たまって子ども向けアニメなんだなぁと実感したのは、キャラクターが全然分からなくても困ることなくストーリーに入っていけること。
セリフの中でさりげなく関係性を教えてくれたり、何度も名前を教えてくれる。ありがたい。6年生なんてめっちゃかっこいいのに誰1人名前がわからなくて、でも困らなかったもんね。親切設計だ。
戦争シーンの流血描写が赤い彼岸花に置き換えられていたのも、おしゃれな配慮だなと感じた。でも普通に怖かった。子どもを連れていかなくてよかった。映倫区分、あれでGなんだ。。。
個人的にはもっと土井先生に惚れ直してしまうかと思っていたけれど、そうではなかったなぁという思いでいる。これはわたしが大人になりすぎてしまったせいかもしれない。敵に操られている土井先生よりも、土井先生を救うために一生懸命頑張る忍たま達に心を打たれてしまった。特に6年生、彼らはすごい大人のように描写されていたけれど、まだ12・13歳くらいなんだよね?そう考えると、あれだけ大人っぽくならざるを得ない時代背景も考えてしまって苦しい。子どもには子どもらしく生きていてほしいものだよ…。
あと、山田先生が頼れる大人だと痛感した。わたしがリアルタイムで忍たまを見ていた頃ってなんとなく山田先生<土井先生な構図があったような気がするけど(女装も汚いし。笑)作中でしっかり「大人」としていてくれたのがすごく嬉しかった。これから突撃するという時に「戦闘はわたしがする」と言ってくれていて、ちゃんと子ども達を守ろうとしてくれていた。
土井先生と山田先生が刃を交えることがなかったのも、わたしにとっては救いだったな。察するに山田先生って土井先生の育ての親みたいなところがありそうだったから、そんな2人に戦闘シーンがあったら泣いてしまったかもしれない。ありがとう、製作委員会。
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12月から上映開始で2月のこの時期にもまだ1日の上映回数が多くあったので人気のある作品なんだろうなぁと思うし、その人気も頷けると感じた。
とにかく6年生がかっこよかった。誰1人名前わからないけど。これは沼の気配がしますね。。。
あと4DX。お前、勇気100%が流れ始めたらめっちゃ軽快に椅子を蹴り上げてくるじゃないのよ。ボン♪ボン♪ボン♪って。
結構ぐわんぐわんに揺らされたので、これもまだ我が子には早いしわたしだけで見にいける時に体験できてよかった〜と思った。面白かったけど、わたしはべつに4DXじゃなくてもいいかな。笑