繊細人間が慢性うつ病と発達障害の診断を受けるまで②〜メンクリ予約編〜
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「精神科に行ってみよう。」と思い立ったのは明らかに身体と心の不調を実感したからだった。
自身の不調をリストアップしてみた
「今日はどうしましたか?」
と診察室で初対面の先生に聞かれたとして、ちゃんと答えることが難しそうだな、と思うなら、事前にリストアップしておくとスムーズに答えられる可能性が高くなる。それでもうまく伝えられないこともあるが、それは仕方ない。そんなときのために紙に書いておけば、最悪泣きながら渡しても現状は把握してもらえるだろう。
また、診察を決める前でも、自分の現状を把握できる効果もあるため、一旦リストアップしておくことが無駄にはならないはず。
以下は、診察時に医師に見せようとノートへ書き殴ったメモ。
診察当日はノートを自宅に忘れたので、これが医師の手に渡ることはなかった…。(圧倒的なおっちょこちょい)
けれど事前に考えていたおかげもあり、自分の症状や困っていることの大枠は話すことができた。
<身体の不調>
・寝付きが極端に悪い
・朝起きれない
・1日中倦怠感がつづく
・頻繁に後頭部の痛みを感じる
・耳鳴りがする
・動きが鈍くなる
・なにもしていないのに首、肩が痛む
<心の不調>
・感情的になることが増えた
・許せないことが増えた
・「ここはどこだろう」「ここにいる理由はなんだろう」と現状に違和感を持つ
・人と会うのが憂鬱になる
・頑張っている人、輝いている人を見ると涙が出る(スポーツ、ビジネスなど)
・自分が正しいのか間違っているのか、善か悪か、そればかりを考える
・自分が何がしたいのかわからない
・夜、ベッドで目を瞑るとき「このまま目が覚めなければいいのに」と思う
・何に対しても意欲が湧かない
・未来を見えない、先のことを考えたくなくなる
診察前の2週間は、とにかくソファかベッドで過ごすことが多く、頭が働かないので口数も少なかった。
わたしがそんな調子なので、たびたび恋人と衝突するようになってしまった。これではいけない、と気持ちを切り替えようとしたり、ふたりで解決策を練るも、一時的な効果はあっても根本的なわたしの考え方や体調は改善しないままだった。
「きっとわたしに”なにか”あるんだ」
そう思い、自己流の健康法や恋人のアドバイスではなく、専門的な視点で診てもらったら解決策がみつかるのではとメンタルクリニックを探すことにした。
こうやってメンタルクリニックを探した
自宅から通える範囲で、印象の良いクリニックを探す。クリニックによって診療している病気の種類が異なるらしく、なるべく多くの症状を見ている病院を探した。
2〜3個良さげな病院を見つけ、その中でも自宅から通いやすくて、Webで予約が取れる病院に予約を入れた。
<わたしの受診クリニックの条件>
・通いやすい(途中で通院を勝手に辞めるの常習。今回はちゃんと通うため。)
・なるべく多くの症状を取り扱う(たらい回しにされない、診断漏れをされない)
・Webで予約できる
・初診に時間がかかりすぎない(長いところでは数ヶ月予約待ちの場合もあり)
・ホームページが充実している
・ひどい口コミが目立たない
ホームページが充実していると、扱っている症状の詳細やクリニックの雰囲気がよく伝わってくる。逆にホームページがシンプルすぎたり、病院のホームページとして機能していなかったりすると、診察方法やクリニックの雰囲気も期待することが難しい。
口コミは主に『Google map』の評価を参考に。
精神科を受診するのは5年ぶりだ。5年間で一度もメンタルに異常が無かったかと言われれば嘘になる。何度も「受診してみようかな」と思っていた。それでも精神科に足が進まないのには理由があった。
6年前、社会人になり初めての職場でわたしは精神的に弱った。
退職が決まる直前にメンタルクリニックを受診し、適応障害と診断された。結果それが決定的な理由になり退職に至ったが、その時担当された精神科医の対応は、当時のわたしにとってあまりにひどいものだった。
退職後、通院することはなく、もちろん治療もしなかった。あの時もっとちゃんと自分と向き合って病院を変えてでも治療をしていれば、いまの状態ではなかったのかもしれないと思うと、少し悔やまれる。
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