七十二候の【蟄虫啓戸】に入ります。
【蟄虫啓戸】は「すごもりのむしとをひらく」と読みます。気温も上がり、地中で冬眠していた虫や蛙や蛇たちも陽光に誘われて穴から姿をあらわすころです。
「蟄虫(けいちゅう)」は「すごもりむし」と読みます。「啓戸」は扉を開けるという意味です。
二十四節気「啓蟄」の初候で、第七候です。3月9日まで。
春の雷(らい)野面(のずら)をわたり虫目ざむ
はるか昔、人びとはあらゆる自然現象は目に見えないエネルギー、つまり「天地の気」によっておこると考えていました。いよいよ春が、天地に満ちてきました。
とはいうものの、写真のように比良山系にはまだ雪が。
残雪の尾根や二色の水彩画
時に生きる。琵琶湖のほとりの草庵にて 大ざぶろう
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