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七十二候【蟷螂生】に入ります。

「蟷螂生」は「かまきりしょうず」と読みます。「蟷螂」(とうろう)とは、カマキリのこと。名前の由来は「鎌で切る」から。また「鎌を持つキリギリス」の意味からとも。
二十四節気「芒種」七十二候の初候で、第二十五候です。6月10日まで。

芒種 Bōshu “Grain beards and seeds” June 5-20
蟷螂生 Kamakiri shōzu “Praying mantises hatch” June 5-10
(praying mantisカマキリ hatchふ化する)

     子蟷螂かまえる鎌も親ゆずり

カマキリはスポンジ状のピンポン玉くらいの卵嚢(らんのう)で冬を越しします。5月~6月になるといっせいに孵化(ふか)するのです。生まれたばかりでも鎌をもっていて、自分で虫を取り大きくなっていきます。

「蟷螂の斧」とは、カマキリが前脚をあげて大きな車に向かってきたという「荘子」などの故事から。自分の弱さをかえりみず強敵に挑む。はかない抵抗のたとえ。場合によっては、その心意気やよし。そう思うこともあります。

写真は、熊野本宮大社の狛犬です。マスクには八咫烏(やたがらす)が。八咫烏は太陽の化身で三本の足があります。それぞれ天・地・人をあらわす、といわれています。(写真にはマスクまで入っておらず、ゴメンナサイ)
那智の滝のある熊野那智大社から熊野権現速玉大社を経て、ここまで。熊野三山は「甦りの地」です。これを体感しました。

あなたが幸せでありますように 琵琶湖のほとりの草庵にて 
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