間食をしていないのに太る理由
昨年、私のカウセリングを受けてくれたA子さんのお話です。
A子さんは更年期太りが気になっていました。
お嬢さまの大学の卒業式ではお気に入りのスーツを着てお祝いしたいという願望がありました。
お会いしたのは、卒業式の3か月前でした。
A子さんには、間食習慣がありません。
なのに、年々太っていく。
その理由がA子さんにはわかりませんでした。
まず、私が気になったのは平熱です。
A子さんの平熱は35.8℃。
体重が増えだしたと同時に平熱も下がっていったことにA子さんも気付かれました。
閉経を迎えた女性は、平熱が下がりやすくなります。
基礎代謝量を増やすために、平熱を上げる取り組みを提案しました。
①朝食の食パン、昼食の麺類をなるべく雑穀米に変える。
②歩数を4000歩⇒6000歩に増やす。
③睡眠時間を5.5時間⇒6時間に増やす。
④シャワーでなくお風呂に浸かる。
⑤ストレッチ10分する。
他にも体を冷やさないように、腹巻、タイツをすすめました。
ところが、A子さんのご主人がモラハラで、お金>健康の考えの持ち主でした。
体重計を買うのをケチったり、お風呂は沸かすとガス代がもったいないと言われていたのでした。
私は、A子さんの気持ちを考慮した上、ご自分の体を大切にすることを優先したほうがよいとアドバイスしました。
その後の電話カウンセリングで、驚きの報告を受けました。
A子さんからご主人の考え方が変わったというのです。
なんと、ご主人の切除した大腸ポリープから癌が見つかったということでした。
それがきっかけで、ご主人も健康を見直すようになり、言葉使いもやさしくなりました。
ご主人も協力してくれるようになり、A子さんの計画も順調に進みました。
3ヶ月後には、下記のように改善できました。
体重 63kg⇒58kg
腹囲 92cm⇒85cm
平熱 35.8℃⇒36.3℃
睡眠時間 5.5時間⇒6時間
歩数 4000歩⇒5500歩
そして、お嬢さまの卒業式にお気に入りのスーツを着るという願望が実現できました。
A子さんも大喜びでした。
A子さんから
「まりえさんのカウンセリングを受けてから、疲れにくくなりました。主人の大腸ポリープから癌が見つかったことには驚きましたが、それがきっかけで家族関係も改善できました。まりえさんに出会ってから、前向きに考えるようになって、物事が上手く行くようになりました」
という感想をいただきました。
ちょうど良いタイミングで、A子さんの転換期に出会えたのだと思います。
最近のメールでも、体重をちゃんとキープできているという報告を受けています。
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