5 / 55、 はたらくたぬきち問わず語りさん 【 企画投稿 / 季節のnote(7月) 】
虎吉のトップページ固定記事「虎吉の交流部屋」内で、この夏、以下のシークレット企画「虎吉の交流部屋初企画」を開催しておりました。
● タイトル : 季節のnote(7月)
● 募集期間 : 7/1 ~ 7/31
● お 題 : 7月の季語から1つ以上選び、
それをテーマに自由に書く
そこで今回、ご応募いただいた作品を、応募いただいた日時の早い順に紹介させていただきます。
【 5 、 はたらくたぬきち問わず語りさん 】
● 季語 : 泳ぎ
🌳① 感動、感激、共感、ポイント
子どもの素直さというか、言ったことを素直に吸収して成長していく姿に感激しました。
また、僕も小さい頃は水が怖かったなぁとか、優しく教えてくれた先生がいたなぁとか、自分の幼い頃と重ねて共感する部分もたくさんありました。
K君のように、好きな人や尊敬できる人から言われたことはスッと心に入ってくるっていう経験は誰しもあると思います。
その辺りの部分もすごく共感を覚えました。
🌳② 作品から感じる作者の印象
子どもの成長を遠くから見守る優しいお父様という印象を受けました。それも上からではなく子どもと同じ目線で。
この記事の中では作者が直接K君にレクチャーする場面はほとんどありません。
あくまで大人が押し付けるのではなく、子どもたち自身で力を合わせて成長していってほしいという作者の子育てへの信念のようなものを感じました。
僕も幼い頃にこんなお父さんがいればなぁ、なんて思ってしまうほど、うらやましいお父様、という印象を受けました。
🌳③ 作品への感想
水に顔をつけるのも難しかったほど泳ぎが苦手だったたぬきちさんの息子さんが、だんだんと水に慣れ泳げるようになり、同じく泳ぎが苦手ないとこに今度は「先生」として泳ぎを教えてあげます。
そして、息子さん、いとこ、ともに泳ぎが得意になっていく様子に作者のたぬきちさんがその成長ぶりを温かい目で見守っていくというお話。
素直な子どもどうしがお互いに助け合って泳ぎを練習していく姿や、その様子を優しく見守っておられるたぬきちさんの姿が何とも微笑ましくもあり、頼もしくもあります。
子どもにとってお兄ちゃん、お姉ちゃん的な存在ほど憧れるものはありません。
子どもどうしで教え合うのが一番。たぬきちさんもそう思われたのでしょう。
子どもは素直で成長も早いですね。
その早さには大人はいつも驚かされます。
印象的だったのは最後の1文です。
最後の一文が、「みんな成長したなー」ではなくて「みんなかっこいいなー」と書かれておられるところにたぬきちさんのお人柄が出ているように感じました。
子どもたちを親として上の立場から見るのではなく、お子さんたちと同じ目線に立って優しく見守られておられるお人柄です。
こんなお父様だったらお子さんたちも幸せだろうな、と思わされるハートフルなお話です。
やっぱりいいお父様の下では素直なお子さんが育って行くんでしょうね。
ぜひ多くの方に読んでいただきたい作品です。