3 / 55、 りーもさん 【 企画投稿 / 季節のnote(7月) 】
虎吉のトップページ固定記事「虎吉の交流部屋」内で、この夏、以下のシークレット企画「虎吉の交流部屋初企画」を開催しておりました。
● タイトル : 季節のnote(7月)
● 募集期間 : 7/1 ~ 7/31
● お 題 : 7月の季語から1つ以上選び、
それをテーマに自由に書く
そこで今回、ご応募いただいた作品を、応募いただいた日時の早い順に紹介させていただきます。
【 3 、 りーもさん 】
● 季語 : 汗
🌳① 感動、感激、共感、ポイント
こちらの作品は、「もうぜひ読んでみてください」、というくらいに内容が感動的です。
主人公は子どもなのですが、私たち大人が忘れがちな「生きていく上で大切なこと」を教えられます。
だめだと分かっていても最後までやり抜くことの大切さ、意義深さは、誰もが共感するところです。共感しながらもそれを忘れがちな私たち大人が読むからこそ、よけいに感動するのです。
大人が子どもから教えられることは多いですが、これほど大人の胸を熱くする話はなかなかないのではないでしょうか。
🌳② 作品から感じる作者の印象
大人、子ども関係なく、素晴らしいことは素晴らしいと言える優しさや芯の通った真っ直ぐな心を持っておられる方という印象を受けました。
コメント欄に寄せられたコメントへのお返事等も非常に丁寧にお答えされていて、作者のりーもさんがこの出来事に心の底から感動されたことが伝わってきます。
この出来事は人によっては「微笑ましい光景だったなぁ」で終わって記事にまではしないかもしれないなと思いましたが、それをあえて記事にして感動を僕たちに広げてくださった温かいお気持ちに感謝です。
🌳③ 作品への感想
りーもさんがお子さんの運動会を観に行かれた時のこと。リレー競技で、あるチームがバトンミスで他チームと大きな差をつけられ、到底、追いつけない状況になった中、アンカーの子がチームのために最後まで必死に走り抜く姿に作者が感動を受けたというお話。
この記事からは、僕たち大人が忘れがちな、ダメだと分かっていても最後まで全力を尽くすことの大切さ、意義深さを学ばされます。
大人になると、ある程度、結果が見えてくると最後までやり切る、ということをなかなかしなくなります。僕もそうでした。
ところが、このアンカーを務めた男の子はそうではなかったのです。
アンカーの男の子はチームのため、自分のために負けと分かっていてもがんばり抜いた。悔しかっただろうけど、誰のせいにもしなかった。
1つは自分のため。最後まで頑張り抜くことの大切さを彼は知っていたのでしょう。
2つ目はチームのため。チームを勝たせてヒーローになりたかった。でも待っていたのはあまりにも絶望的な状況。走っても走っても誰にも追いつけない。
でも、ミスをしたチームメイトのためにも、自分たちは全力でやり抜いたんだということをチームメイトと分かち合いたかった。
ゴールの後に号泣する姿を想像するとこちらまで目頭が熱くなりました。
大きな拍手を送ってあげたい記事です。
作者のりーもさんはこのようにも語っておられます。
「大人になると過程よりも結果を求められがちです。仕事では特にそういうことが多いです。コスパとか効率、合理的なこととか。妥協、打算的という言葉に置き換わるかも知れません。
それはそれで大切なことですが好きなことや得意なこと、実現させたいことに対して本気になることは意味があるんだろうな、と。
彼のように純粋な気持ちで本気になることを忘れがちですが、こうした気持ちはずっと持っていたいですね」
ぜひ多くの方に読んでいただきたいと思います。
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