4 / 55、 はられさん 【 企画投稿 / 季節のnote(7月) 】
虎吉のトップページ固定記事「虎吉の交流部屋」内で、この夏、以下のシークレット企画「虎吉の交流部屋初企画」を開催しておりました。
● タイトル : 季節のnote(7月)
● 募集期間 : 7/1 ~ 7/31
● お 題 : 7月の季語から1つ以上選び、
それをテーマに自由に書く
そこで今回、ご応募いただいた作品を、応募いただいた日時の早い順に紹介させていただきます。
【 4 、 はられさん 】
● 季語 : 帰省
🌳① 感動、感激、共感、ポイント
娘さんであるはられさんが親を思う気持ち、親御さんがはられさんのことを思う気持ちが、読めば読むほどに伝わってきて、じ~んとした切ない気持ちになります。
はられさんのこの作品は「思い出」ではなくリアルタイムのものであり、親御さんが年齢を重ねていく様子に不安の気持ちを隠せないでいるはられさんのお気持ちには深く共感するものがあります。
また、この作品をよく読むと、それぞれの「目(眼)」から見た相手、というものが1つのテーマになっており、その着眼点、視点に感激いたしました。
よく練り込まれているなぁ、と感服させられる作品です。
🌳② 作品から感じる作者の印象
親を心配する反面、その苦悩も理解してあげたい、というところにはられさんの優しさを見て取ることができます。
別れ際、お母様とハグをするシーンやお父様に手を振るシーンなど、本当に愛に溢れた方なんだなぁと感じました。
愛に溢れた方のところには同じく愛に溢れた方が近くに来る、というのは、まさにはられさんのような方のことを言うのではないかと感じさせられました。
🌳③ 作品への感想
はられさんが4ヵ月ぶりにご実家に帰省された時のご両親との会話を通じてご家族の愛情を感じる心温まるお話。
ご両親はお父様が95歳、お母様が91歳の二人暮らし。お互いに支え合いながら暮らしを営まれており、お父様は何と今でも車の現役ドライバーでいらっしゃるとのこと。
夫婦そろってご高齢の両親を心配されるはられさんのお気持ちに深く共感します。
ましてや離れて暮らされているのでなおさらでしょう。
お話の中で、お父様はお父様なりに、お母様はお母様なりに、はられさんのことを大切に思っていらっしゃるご様子がよく伝わってきます。
それはとてもさりげなく、相手に気を遣わせないような自然な優しさです。
タイトルの通り、目にスポットを当てたエッセイで、お父様、お母様、はられさん、それぞれの「目」を通じてお互いを思いやられる素敵な家族愛がえがかれています。
目は心です。お互いの心の目を通して相手を気にかけているこの視点に気づくと、このエッセイの奥深さを感じ取ることができます。
別れ際、はられさんとお母様がハグをされるシーンやお父様が「また時々来てな」というシーンは思わず胸が熱くなります。
見送る時のお父様の少し寂しそうなお顔が僕の胸にも焼き付いてきそうです。
言いたいことはたくさんあるけど、一言だけ。
心遣いなのかお父様の不器用さなのか。
テーマは家族愛。
全体を通じて感じられる「家族愛」が読む人の涙を誘うような素敵なエッセイです。
ぜひ多くの方に読んでいただきたいと思います。
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