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【 日記 】 書くということ

「君たちは時間は無限にあると思っているようだがそれは大間違いだ。」
これは高校の時に数学の教師が口癖のように言っていた言葉だ。

確かに近頃、1年が過ぎるのが年々早く感じる。調べてみるとこの感覚に陥るのには理由があるらしい。

例えば1歳児にとっての1年は人生の「全て」であるのに対し、30歳の人にとっての1年はその人の人生の「30分の1」でしかない。したがって年を取れば取るほど分母が大きくなり、より短く感じるというのだ。

逆の例で言うと犬の時間感覚もそうらしい。仮に犬の平均寿命が15歳、人の平均寿命が75歳だとすると、人の1日は犬にとっての5日分に相当する。

なので毎日お散歩に連れて行ってもらっている犬がたまたま1日だけ連れて行ってもらえなかったとしたら、5日間も連れて行ってもらえていないような感覚に陥り、強いストレスを感じてしまう犬もいるという。つまり犬にとっての5日は人間にとっての1日にしかならないということになる。

こうして考えていくと何だか未来というものが私たち人間にとってどんどん味気ないものに思えてきてしまう。
そこで私が最近始めたのがこの「note」という文章投稿サイトだ。人は新鮮なものに数多く出会うほど月日が経つのがより長く感じられるらしいのだ。

自分で文章を書くことはもちろん、他の人が書いたものを読む際にも様々な気付きや楽しみや共感がある。フォロワーが何人ついたとかももちろんやりがいにはなるが、日々新たな発見ができることが私には何よりうれしい。

私は決して小説家のような巧みな比喩や緻密な心理描写を用いた文章は書けない。その分、読んでいただいた方にとって読みやすく内容の分かりやすい文章を心がけて書いていきたいと思う。

人生は有限だ。高校の時に教師が言っていたように時間は決して無限に存在するものではない。毎日を無駄にしないため、私は子供のようなまっさらな気持ちで書き、そして読む。
全てがキラキラと眩しかったあの頃のように。

今年こそ、「長い1年だった」と言って終わりたい。

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虎吉
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