チョコレートをやめられないので高カカオチョコにした
人の味の好みというものは変化するものだ。
私は子供の頃、いや、成人するあたりまではスイーツが苦手だった。お菓子といえばスナック菓子。ポテトチップスなどが大好きだった。
そんな私なのだが、ドイツに住むようになって老若男女問わず甘いもの好きに囲まれたせいか?チョコレートが大好きになった。
今やチョコレートがない生活は考えられないくらいなのだ。だがダイエットはしたい。
一度、メンタルをやられて食欲が激減したことがあった。その時は流石の私もチョコレートを食べることができなかった(普段はストレスフルでも食欲が落ちない私なのに)
そうしたら「あっ!」という間に5kgほど痩せたのだ。びっくりした。
メンタルがやられるような嫌な出来事は避けたいが、5kgもの減量はちょっと(内心はとても)嬉しかった。
「そうか、食べなきゃ痩せられるんだ。チョコレートを食べなきゃ痩せられるんだ!」
だが嫌な思いはしたくない。第一、メンタルをやられて減量では健康には全く良くない!
そこで「せめてチョコレートはやめよう!」と思いたった。なにしろ毎日のようにミルクチョコを50g(板チョコ半分)食べていたのだ。
チョコレートを食べるとどうして太るのか?それはカロリーだ。
ある日(忘れもしない、コロナ禍でお出かけができなくなったので家で片っ端から本を読んでいた)ダイエットをしたくてこの本を読んだ。
いや、この本を読んだ本当のきっかけは文章が面白い、と聞いたからだったが。
ここで改めて知った。「ダイエットに魔法のような方法はない」ということを。食事を管理して運動をする、それだけなのだと改めて思い知らされた。
(余談だが、この本はダイエットに関しては本当にまともなことが書かれてある)
それからというもの、お菓子を食べるたびにパッケージに表示されているカロリーを見るようにした。
あわてた。予想通りだが、チョコレートやチョコレートコーティングのクッキーなどのカロリーの高いことときたら半端ない!
「やっぱりチョコレートを食べるのはやめた方がいいのか…」
そんな私にとっての嬉しい情報があった。それは
「カカオは健康に良い!」。
ココアも健康に良いという。まあ、そりゃココアもカカオから作る飲み物だから当たり前といえば当たり前だが。当時、ココアを毎日のように飲んでいたので、これは嬉しい情報だった。
体に良いのはカカオだ!
そこで、私はまずはココアを砂糖なしで飲むようにした。私はココアパウダーを買ってきて、砂糖とミルクでココアを作っていたのだが、ココアパウダーとミルクだけでココアを作って飲むようにした。
美味しい!これが全く抵抗なく飲めた。
使うのはこのような砂糖もミルクも入っていないココアパウダー。
こうして甘いものが欲しくなると「砂糖を入れないココア」を作って飲んでいた。
でも板チョコも食べたい。そうだ、ハイカカオチョコレートは健康に良いというではないか?
甘いものが嫌いだった時でもセミスイートチョコは最も苦手で、どうせチョコレートを食べるならミルクチョコ、だった私だ。
チョコレート好きに変身してからも「チョコ=ミルクチョコ」だった。
だが、ミルクチョコは卒業しなければ!どうしてもチョコレートをやめられないのだったらハイカカオチョコだよ!!
当時、ちょっと話題になっていた「カカオだけでできたチョコレート」をブログネタも兼ねて食べてみた。
これは意外といけた。その前に食べた「カカオ100%のチョコ」はパサパサしていてあまり食べたいとは思わなかったけれど。
その後、「カカオ85%」のチョコレートにもチャレンジした。最初は「やっぱりミルクチョコレートが欲しい!」と思ったが、最近は慣れた。
今日はディスカウントスーパーALDIで売られているちょっと高価なチョコレートのカカオ85%を食べたが、これは本当に美味しかった!!
今朝もオンラインのニュース記事を読んでいたら、「健康な食べ物〜これを食べよう!」と言った記事があった。この食べたい食品の中に堂々と
ハイカカオチョコ〜カカオ85%以上
があったのだ。
一度にたくさん食べるとよくないが、少しづつ食べる分にはむしろ健康に良い、おすすめの食品なのだ。チョコレート好きにとっては嬉しいではないか!食べていいのだ、チョコレートを!
というわけで堂々とチョコレートを食べるぞ。
ま、たまにはミルクチョコを食べても…いいよね。