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うつ病・PTSD患者の秘密メモ!?私はここまで悪化した!(症状まとめ)
【うつ病・PTSDについて知りたい方へ】の記事を公開させていただき、私が経験した病気の症状についても触れています。
本当に全て書けたかと自問自答すると、事実だけど抜けていることがたくさんあるなと思いました。
驚かせてしまったり、同じ病気の患者さんに悪い印象を与えないかと心配で書かなかった症状があります。
その症状を当時医師に伝えるために書き出したメモの内容をここにまとめます。
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短くまとめることを意識して書かせていただいています。
詳細は【うつ病・PTSDについて知りたい方へ】をご一読ください。
1.酷いうつ状態。その時は突然に!
1-1.うつ状態の波
最初にうつ状態が2~3ヶ月ごとに来ました。
うつ状態が一度来ると1週間~1ヶ月続き、全てにおいて欲がなくなりました。生きたいという欲もなかったですし、とにかく無気力感が酷かったです。
これが約1年間続きました。
1-2.最初の1ヶ月
お腹はすきますが食欲が全くないので食べられず、吐き気が1ヶ月続きました。
最初の1ヶ月は寝たきりになり、横になった状態で腕や足を動かすことでさえも重く感じるくらい力が入りませんでした。
寝返りや手を握る力も入らず、一言話すだけでも疲労感が酷く、黙って横になってる時だけが一番楽でした。
力を振り絞って頑張って動いたのはトイレに行く時だけです。
正直な話、「私は死ぬんだ」と冗談抜きで思うくらい衰弱していました。
何故ここまで急に衰弱したのかは、病院に行くことも出来なかったので分かりません。
ただ思うのは、その後少しずつ回復していきますし重篤な病気にもなっていないことから、欲がなくなったことで無気力になったことから人として精神力が弱ったためではないかと本人なりには考えています。
「○○がしたい」「○○が好き」「○○が嫌い」など、そうゆう気持ちがあるだけで生きる力になっているのではと思います。
実際に好き嫌いを思えるだけで幸せなことだったんだなと思ったからです。
私にとっては欲もなく無気力なのは、とても辛いことでした。
1-3.症状の変化
以前から外出先では不安感が強くなってしまってパニック発作が出ることがありましたが、この時期から日常的に自室でも発作が出るようになりました。
自室は私の安心できる場所で発作が出ることはないと思っていましたが、寝てる時以外は息苦しさがありました。
一番大変だったのは入浴時で、湯気で苦しくなってしまって動けなくなることがあり、あえて息を止めて動かない身体を必死に動かして脱衣所に出て呼吸を整えました。
どうして湯気で苦しくなったのかは分かりません。
日常的に高い頻度で酷いと呼吸しにくいこともあり、ソラナックスを服用すると楽になったので御守りになっていました。
また、手足の震えが出ることもありました。
手足の感覚がなくなり足がきちんと地についているか分からないため、歩くと転倒しそうになりました。
手も力が入らないので物を持つことが出来なかったので、いずれも治まるまで動かずにじっとしていました。
他にもうつ状態関係なく、時々めまいやふらつき、光や音が苦手になりました。
光や音は工事する音や人の話し声、日の光や照明が苦手で敏感になってしまいました。
話し声という点では家族の話し声も怖く感じることがありました。
1-4.闇にいる感覚
うつ状態で一番辛かったことは、心の中がモヤモヤと気持ち悪くて騒がしい時です。
この時は心の中で黒いものが渦巻いて光が届かない場所にいるような感覚になり、そこから逃げられない絶望を強く感じました。
こうなると生きていることが辛くて苦しくなり死にたくなりましたし、涙も止まらなくなります。
抽象的な表現になりますが、私の中では一番ベストな表現だと思います。
体感的には時間よりもとても長く感じましたが、3時間ほど続くのでずっと耐えて治まるのを待ちました。
この時は衝動的に自分を傷つけてしまいそうになるため、ハサミやカッターを別室に移しました。
1-5.他にも悪化の影響が…
婦人科の話になりますが、生理の際に生理痛で動けないくらい激痛になり、出血量はいつものナプキンでも漏れるくらい多くなりました。
婦人科の医師には女性ホルモンにストレスはダメなもので、精神疾患と関係があるだろうと言われました。
子宮内膜症の前兆の可能性があると注意も受けました。
2.突然始まったフラッシュバック
2-1.PTSD発症
自分の意思とは関係なく、当時のことが浮き出してくるように頭の中に映像が出てくるようになりました。
思い出そうとはしてなく、何もなかった所に突然出てくるような感覚です。
これがフラッシュバックです。
フラッシュバックは当時の自分の視界や考えたこと、思ったこと、風や匂い等も思い出し、自分の記憶を映画館のスクリーンで見せられているように感じられます。
自分では止められないのでフラッシュバックが落ち着くまでは、かなり辛く苦しくて涙が止まらなくなります。
(私の場合は5時間ほどをただひたすらに耐えました。)
また記憶によっては当時の恐怖心も甦りますし、夢でもトラウマを見るようになりました。
2-2.フラッシュバックの辛さ
私の場合は2週間に1回、一つのフラッシュバックが起きました。
1週目でその出来事の中で一番辛かったこととそこに至ることも含めて思い出し、2週目でその後どうなっていったかと思い出してきたことを補うように断片的な記憶を思い出していきました。
またフラッシュバックが起き始めてから、前述のうつ状態も2週間に1回と酷くなりました。
フラッシュバックの辛さから食欲がなくなる他、睡眠も取りづらくなり寝付けても2時間ほどしか眠れず、精神的ショックも加わり心身共に弱っていきました。
身体を動かしたり話すことも倦怠感が酷くて横になっていましたので、体重は42kgまで減りました。
睡眠の話をしましたが、私の場合は睡眠障害にも苦しみます。
2-3.トリガー
フラッシュバックが起きる原因やきっかけをトリガーと言います。
私の場合は元々ストレスで記憶が欠落していたため、フラッシュバックによって記憶を補填したような感覚でした。
そのため病状の悪化による精神力低下が原因でフラッシュバックが起きたのではないかと本人なりに考えています。
気持ちに余裕があった方が嫌なことがあっても吹き飛ばして楽しく過ごせる耐性がありますが、落ち込んでいると良くない方へ考えてしまいがちですよね。
ストレス耐性と言われるのですが、これを上げることでストレスを適度に流せるのですが、ストレス耐性が低いとマイナス思考にもなりますし精神疾患になる可能性も高くなります。
このことからストレス耐性を高めた方が良いのですが、うつ状態が酷く精神的に辛い日々が続いたためストレス耐性が低くなり、防衛反応で忘れていた記憶が表面化したと考えているのです。
ちなみになのですが、フラッシュバックの記憶について調べたところ、本人の記憶ではない場合もあるそうです。
記憶が曖昧になることがあると思いますが、これは時間経過と思い込み等で曖昧になっていくそうです。
話を創造することも私達は出来てしまいますが、それに近いのではないかと思います。
ただ五感の感覚に身に覚えがありますし、どこかで経験したように身体の記憶にしっくり来るので事実だと思うのですが…。
この感覚は自分にしか分かりませんし、同じ経験をされた方がいらしたら話をしてみたいです。
以上になります。