ショートスリーパー、岩崎弥太郎
一月七日~十日 岩崎弥太郎は、今井純正をめぐる問題を究明するため下許武兵衛や中沢寅太郎と共に奔走します。が、開港したばかりの長崎には怪しい人物が跋扈しており、本題である有力商人久松善兵衛との商談になかなか至りません。弥太郎らは、今井が、土佐藩と久松との関係を妨害しているのではないかと疑い始めています。
一方、この件で弥太郎らが信頼し相談している竹内静渓なる人物もまた、有力な長崎商人の間で蠢く怪しい一人のようでもあります。弥太郎は、こうした錯綜する関係を詳細に記録しています