シェア
桜街スピカ
2025年2月17日 21:02
やあ久しぶりなんていってやらないだって私は根なし草けれど根っからの旅人気質関係を捨てた青空の下で思い出なんかに囚われないのああ多分貴方より冷たいだろうね知ったことかよ私は貴方を映す鏡だ貴方が好い人だったならそれなりには良い対応してやるさ私の目を見ろアンタは私に何を見た?好意失望羨望嫉妬
2025年2月14日 22:00
街の片隅で子供が泣いているその光景に私は昔を思い返した幼い僕は泣き虫で世界の不条理を受け入れるのにも随分時間がかかっていたっけああ目の前の子は怒られている今となっては懐かしいや親は子供に向き合わない一人の人として見てくれはしないそんな呟き今となってはお互い様だな必死に作った積み木のお城も遊びとし
2025年2月7日 22:15
何もない部屋東西南北重苦しい鉄扉自信なくこじ開ける光が差し込む景色の先で今までの私が死んでいく可能性を探っていく今までの私全て使って生き残ることに懸けている「染まらないで」「貴方のままで」自我を保ったアナウンス「ここにいたい」「追い付きたい」意味のない二面性抱いてるなら神になんてなれないよだって
2025年1月27日 22:00
夢の形見は遠くで眠る船出を決めた旅立ちの港もう戻らない過去の景色19時過ぎたまくろの空客観的に見つめるのあまりに広い世界の夜空未だに輝くあの灯台へ未練を捨てたさようならあの港で過ごした瞬間1/100の停留地懐かしむほど過去になるおいてきた人もいたけれど元気だろうな彼らならきっと私とは違う青空
2025年1月26日 22:11
枯れた葉っぱが踏み潰されて日々の空気が変わっていく少しだけ寂しい冬だ去年と同じ状態になって去年と違う約束があるだからさ少しなんだ気付いたから前だけを向けたんだじゃあね終わりを告げて貴方の横を通り抜けたなら春が来るあの一年がまた過去になる振り向かないよ夜桜に浮かぶ麦の星だけ憧れた夢だけ見つめてるか
2025年1月21日 09:28
いつも空を見ていた「空の果てには、何があるだろう!」いつも終わりに期待した「果てに至ったなら、私はどうなるだろう!」しかし現実は非情だった手を伸ばすと夢が終わる合図があった逆らうように足掻いたとしても結局はただ凡人のまま本質はきっと変わらないのに大人になったそんな気のままそれでも私は生きている嗚呼夢の終わりは
2025年1月17日 22:00
落ち葉は飛んだ地平の彼方へ誰より強く誰より孤独に掴まないで怖いんだ人のことなど知らないから止めないで風に揺られて空に立つ落ち葉は飛んでく物理法則なんてもうないから上空へと舞ってく枯れた涙腺と保つ身体が生きてきた唯一の証古巣であった赤の大木嫌気が差して集団から離れても経験値に生かされてく
2025年1月15日 22:11
この心を書き記すひとりの価値を書き記す周りのことも知らぬままでも書き綴るそれが全てひとりきりの私なんだ進む方向を違えても帰り道が違っても私は私揺らいではいけないの独りの顔に戻ってまた前を向く街頭が照らす夜の道を踏み出したその日思い出したんだああひとりだって寂しさもある
2025年1月13日 22:05
揺れる身体はガタンゴトン夢に似たあの目的地を目指すため決心した遠くへの旅身体が揺れるなら心だって揺れているそんな感じ嬉しくても悲しくても詠っているの私のことこの心の内を聞いてほしいから心に眠る虹色プリズム視点を変えればいつも可能性が輝いたほら顔を上げれば電車の外から見える夕日雨上がりの空
2025年1月12日 22:12
天井を塞ぐ聳えるビルは星の代わり蛍光灯が照らすのは人で出来た箱の街車の駆ける21時に営業の終わる商業施設佇んだ私は一人きり街では誰もが一人きり各々の日々を過ごしてる知らんぷり裏路地に闇を隠して輝いている夜の街責任は全部自分で取るから誰も私を咎めないああ夜の街とはそういうもの
2025年1月10日 22:00
今一つ始まり一人始まる人間は変わらないようで変わっているものだ年を重ねて経験則から悟ったこと自分のこと殺したくないのそれでも気にしてしまうから相手のことけっして悪くはいえないやだから自罰的になってしまうきりがないと知ったからそんな自分を辞めてしまおう壊れるよりは自分本意でいようそう決めたからきっとそ
2025年1月3日 22:00
恋をしたら終わってしまういつもそうだ一度終わってしまったらもうどうすることも出来ない泣き腫らした青空独り佇む猫眠気眼の午後4時に思い出したかのように日が沈んでいく変わりたくなった新しい服を買った新しい髪型にした見た目だけでも生まれ変わりたかったもっと素敵な自分になって貴方を後悔させたかった次に心の中の貴方を殺した身元が特定
2025年1月1日 22:24
今生きて年が明けても春はまだ迎春なのに凍っている薄氷の池覗き込めば私が映るそう私なんだ何度見ても変わらないどんな顔をしていても私は私息を吐いたら白く煙る眠り落ちたら夢見る富士山不死の薬を溶かしてよ永遠はないし春はまだこない冬のままの空を飛ぶ鷹NASUを落としたら
2024年12月25日 22:51
一足速く108鈍く鳴り響く除夜の鐘よどうか憎しみを消し去って弾けるように枷が外れた6:30の夜明け空はじめてみた散歩道で見知った街の知らない姿退去した心の死体ああ夜が開けていくあの空のようにやりようのない怒りを消し去って楽になりたいな煮えたぎるから今日の夕焼けが濃くなっていく頭にくるんだ理由じゃ