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【詩】flower
僕はひとりだった
傷つかない
嘘をつかない
泣かない
そう決めたら
ひとりになった
けれどあなたは知っている
傷ついても
嘘をついても
泣いても
立ちすくむ人がいたら
肩を抱いて
歩けなくなったら
肩をかりて
きっと僕はまた
誰かと一緒に花を見る
誰かと同じ花を見る
ひとりになれずに
汗をかき
汗をふき
格好つけ
笑われて
騙しては
騙されて
あきらめて
なぐさめて
ひとりになって
答えに近づいてゆく
いつか僕はきっと
あなたと一緒に花を見る
あなたと同じ花を見る
傷ついても
嘘をついても
泣いても
花は咲く
咲いている
☆☆ミニ作品解説とおしゃべり☆☆
年に数回「花」という文字の出てくる作品を書きたくなります。それなりに多く書いてきたんですが今回も懲りずに笑、書いてみました。
でも実は、舞台「セールスマンの死」を観劇したばかりでなんとなく影響を受けてます(単純)。
その舞台では特に「花」がクローズアップされることはありませんでしたがやはり様々な舞台、映画、ドラマ、小説は少なからず刺激をくれて創作活動を促してくれますね。
※こちらの作品は音声アプリstand.fmにて朗読しました。お時間ありましたら声でも作品を楽しんでみてくださいね☆
松本アニー★続・詩の朗読ラジオ
©︎ 2022 松本アニー
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