【エッセイ(ミニ)】挨拶は手を振って。
コロナの影響で
残念ながら修学旅行のキャンセルが相次いでいるとニュースにありました。
ホテルや各観光地など受け入れ側もそうですが学校行事が延期、または中止になるのは学生の皆さんにとっては本当に辛く、気の毒だと思います…。
ホテルのベルスタッフとして働いていた友人から修学旅行でやってくる生徒さんたちについて少し話しを聞いたことがあります。
生徒たちは、やはり旅行でテンションが少し高め?なのかホテルに着くと騒いだりして、たまに引率の先生に怒られている姿を見かけたそう。
他にも、夕食では食べる前の校長先生(あるいはそれくらいエライ先生)のお話がちょっと長いのか笑、待ちきれなさそうにしている生徒や
夕食メニューだけではお腹がいっぱいにならなかったのかホテル内のショップで楽しそうにお菓子や飲み物を買っている子もいたと、担当スタッフから聞いたと言っていました。
出発の朝には朝食時間ギリギリまで寝ていたのか、または身支度に時間がかかったのか、朝食をあわてて食べてチェックアウトの点呼に間に合わせていた子もいたそうです。
そしてチェックアウト時。
引率の先生や添乗員さん、生徒たちが迎えのバスに無事に全員乗り込んだらお別れの時間です。バスが動き出すとベルのスタッフは深くお辞儀をして片手をあげてバス内の皆さんにゆっくりと手を振ります。
すると先生方も、はしゃいでいる子も、まだ眠そうな子も。ほとんどの生徒がスタッフに向かって笑顔で手を振り返してくれたそうです。
何台ものバスを見送ってきたけれど、それがホテルのスタッフとしてやりがいのある、嬉しい瞬間だと話していました。
一日も早く、修学旅行や学校行事が今までのようにできる日が来ると良いですね。
いいなと思ったら応援しよう!
サポートいただけましたら詩(エッセイ)作品集の出版費用の一部として使用させていただきます★
どうぞよろしくお願いします。