SAKE Diproma 教本のまとめ9

SAKE Dipuroma教本を重要度の高いものをまとめました。
P37~P341参照

酒造好適米の村米制度

1887年(明治20)山田錦の故郷・兵庫県ではその誕生以前、全国で唯一、特定の酒造かと特定の集落との直接契約栽培制度「村米制度」が生まれていたと伝わり、その一部は今も継続されている。

1873年(明治6)年功制(物納)より地租税(金納)へ移行

1884年(明治17)地租税により「質より量」の傾向が強まり酒造米の品質が低下。加東郡では組合設立。組織的な酒造米の栽培振興活動が始まる。

1893年(明治26)奥吉川村市野瀬の集落が西宮郷の酒造家、辰馬悦蔵(白鷹酒造)と交渉し取引開始。それに先立ち、加東郡米田村上久米の集落が灘の泉政宗の泉仙介本嘉納商店(現・菊正宗)と取引を開始。

1894年(明治27)兵庫県立農事試験場を明石に設立。

1895年(明治28)種芸部で米の品種改良試験開始

1908年(明治41)米殻検査法が施行。

1912年(明治45)水稲原種育成事業の開始。

1914年(大正3)純系分離法による育種法スタート。新山田穂一号、新山田穂二号育成。

1916年(大正5)米麦種圃を設置。

1921年(大正10)人工交配のよる交雑育種法採用。

1923年(大正12)山田穂と短稈渡船を人工交配。

1927年(昭和2)指定試験地制度を設け、全国を9つの生態区に分け中心となる各道府県に指定試験地を設置。

1928年(昭和3)加東郡社町沢部に兵庫県立酒造米試験地設立。山田穂と短稈渡船の雑種集団のうち、優秀なものに「系統番号161」を付与。

1930年(昭和5)酒造米試験地の地方委託試験として、奥吉川村に圃場を設置。

1931年(昭和6)系統番号161などを経て、優良なものに「山渡50-7」という系統名を付与。

1936年(昭和11)山渡50-7を「山田錦」と命名。

1937年(昭和12)原種生産と並行してこの年まで山田錦の系統選抜が行われた。

1938年(昭和13)この年の村米格付け表が残る。

1949年(昭和15)戦争が激しくなり、臨時米殻配給統制規則施行。米が県外への移出に統制がかけられる。

1945年(昭和20)兵庫県立農場試験場は7月、明石大空襲に被災し、ほとんどの施設が焼失。育成経過の記録を失う。

1950年(昭和25)兵庫県酒米生産振興対策協議会発足。山田錦格差金認定農作物検査法の制定、醸造用玄米は一等から三等に格付け。

1951年(昭和26)食糧庁は、兵庫県下を2地区(A,B)に分類した地域別格差を設ける。

1956年(昭和31)兵庫県酒米振興会発足

1962年(昭和37)山田錦、史上最高の出荷量となる。

1964年(昭和39)この年に設立された「兵庫酒米特別地域振興会」の働きにより、従来のA地区に「特」をつけ、かつ特A地区を特A-a、特A-b、特A-c地区に分類

1977年(昭和52)JAみのり東条ライスセンター竣工

1991年(平成3)検査等級制度の改正により、醸造玄米の品位が特上から三等までと規格外の6段階となる。

1995年(平成7)山田錦の不耕起直播栽培施策開始

2004年(平成16)山田錦の郷(山田錦の館)が三木市吉川町にオープン

2008年(平成20)酒米試験地設立80年

2011年(平成23)山田錦の品質アップを目指し「ふるい目2.05㎜調整」

2016年(平成28)山田錦生誕80周年



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