【読書】私が「自分」に気づいた本
みなさんこんにちは、ハンナです。
今回は私の人生を変えた一冊についてお話しできればと思います。
その本とは、2020年の11月頃に出会いました。
Instagramでも取り上げさせていただき、フォロワーさんから「知れてよかった」「私もたぶんこれです!」というお声を多くいただいたので、noteでも紹介させていただければと思います。
今でこそ専門のカウンセラーがいたりして、もう誰もが聞き慣れた/見慣れた言葉ですが、この時に始めて「HSP」という言葉を知りました。
本を読んだ今でこそ、ああ、自分は幼少期からHSP気質で、とても感情の波に弱い人間だったなぁーと感じます。
私が幼少期から(と言っても記憶があるのは小学生からですが)悩んできたことをまとめてみました。
•作文の発表が苦手
→読んでいると涙が止まらなくなる
•学校や仕事の面談が苦手
→自分の夢や目標を話そうとすると涙が出る
•人をおこれない
→怒ることよりも先に涙が止まらなくなる
•優柔不断で物事を決めることに自信がない
→何が欲しい?どうしたい?に答えられない
•聴覚が鋭い
→自分に関係ない話でも同じ空間にいると聞こえてしまう
•怒られている人を見るだけで悲しくなる
→まるで自分が怒られるているみたい感じる
•どうしても苦手なにおいがある
→トイレの消臭スタンプなど化学薬品の匂い等
•大勢の中にいることが疲れる
→自分に自信がない、会話をまわさなきゃ、と疲れてしまう
•人に会った次の日は一日中眠ってしまう 等
他にも、映画を見ると友人や家族の誰よりも泣いてしまったり、感動した本の内容を思い出すだけで泣けてきたり、とにかく自分は「泣き虫」なんだなぁーと思って過ごしてきました。
ですが、この本に出会ってようやく自分がどういう人間なのかに気付かされました。
どうやら私は感情、聴覚、嗅覚に対して繊細すぎる感覚があるようです。
これは生まれ持っての資質で、精神的•肉体的な病気ではないこと、それが分かっただけでも救われた気持ちでした。
小学生の頃、順番に作文を読まされた時もタイトルを読み上げただけで涙が出てしまい、先生からは「緊張しないで」と声をかけてもらいました。
でもあれは緊張ではなく、これから伝えようとしている、作文に書き連ねた「感情」を伝えることに自分自身の準備ができていなくて、先に感情が押し寄せてしまったということなのでした。
会社での定期的な面談も同じで、夢ややりたいことを考えながら話すと、どうしてもそれが叶った時の喜びを感じたり、反対に、今現在それが叶わなくて苦しいという感情がごちゃまぜになって涙となって出てしまうのでした。
いつもいつも、自分の気持ちを素直に話そうとすると涙が出てまわりに心配をかけてしまうので、もう本音を話すのはやめよう、と自分をしまって生きてきました。
でもこうやってこの本に出会えたことで、なぜ自分がすぐに泣いてしまうのか、人が怒られているのに自分が悲しくなるのか、怒っている人がいると自分のせいだと思い込むのか、1つ1つが紐解かれ、これは私の個性なんだと思えるようになりました。
今でも大きな音や怒りを表現することは苦手です。でも今ではどうすればそれを和らげることができるのかを知りました。
なぜだか自分がHSPであることを自覚してから、同じくHSP気質の人がよくわかるようになりました。
写真の撮り方、文章の書き方、表現の仕方。
皆さんの、とても繊細で優しい心を、自分がHSPだと知る前よりもずっと深く感じられるようになりました。
HSPじゃない人よりもご飯を美味しく感じることができるんだ、先回りして危険回避できる頭の回転があるんだ、と前向きに捉えることができるようになりました。
武田友紀さん、私は「自分」が少しわかりましたよ!
ただ一言、「ありがとうございます」と著者さんに伝えたいです。