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私の好きなもの。それはアイスクリームです。 アイスクリームをなめるときは、目を閉じま…
「クリスマスの夜、愛子にプロポーズをしようと思っている」 公園の木々が色づき始めた秋の…
十二月二十五日、僕は、言葉を拾った。 クリスマスのその日は、午後から雪が降り始めた…
詩と暮らす、ってサイト知ってる? ちょうど一年前の朝、鏡に向かってネクタイを締めて…
誕生日にプロポーズする。 僕は、遠距離恋愛中の彼女の誕生日に、結婚を申し込むと決めて…
「今日は、この籠の中に鷺を入れました」 テーブルの上に置かれた美しい鳥籠。その籠を見つ…
吸血鬼。日本在住。好きな人の血が好き。 noteにプロフィール欄があることに最近気づいた。他の人のプロフィールを覗いてみると、年齢や職業を書いているだけの人から、これまでの人生を事細かに書いている人まで、いろいろいるようだ。 僕はこれまで、noteにはフィクション記事しか投稿していない。そうだな、たまにはノンフィクションも良いかも知れない。プロフィール、僕の真実。まぁ、興味のある人だけ読んで欲しい。 まずは、僕が『僕の正体』について気づいた日のことを書こうと思
珈琲と呪文。このふたつの組み合わせで、気持ちがふっと軽くなった人の話を、今日はしたいと…
その女性は、斜め向かいのアパートに住んでいる。名前も年齢も知らない。 一年ほど前の日…
「チッ。蛾が入った」 舌打ちをする男の声が聞こえた。 「ガ? 蛾がどうしたのよ」 女の…
僕は急な坂道を歩いていた。 頭の上には真夏の太陽があって、蝉がぐわんぐわんと鳴いてい…
私は二日前の夜を思い出す。 あの夜、慎也は、明かりのついていない自宅を不審に思ったの…
クリスマスの夕方、私は美容室の扉を開けた。 「いらっしゃいませ」 店の奥から、予約時に…