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チーム力を高めパフォーマンスを上げる 笑いとユーモアと“スカブラ”の存在~パンと喫茶「Necter.」の建築現場から~

「あなたがいてくれたおかげで、家づくり、お店づくりがものすごく楽しかった」HandiHouse projectの建築現場には、プロジェクトオーナー(施主)さんから、そんな言葉をもらうメンバーがいます。工事そのものには必要ないかもしれないけれど、バカ話や笑いを取り入れ、現場の人たちを和ませたり、オーナーさんとの距離を縮めるムードメーカー的な存在、“スカブラ”。効率重視、費用対効果を重視する現代で、一見ムダのように見えて実は大切な役割かもしれないと、私たちはこの“仕事”に注目しています。

パンと喫茶「Necter.」のお店づくりに携わった、オーナーさんとメンバーのインタビューを通して、スカブラが活躍するHandiHouse project 流の働き方をご紹介します。

※2024年1月にインタビューをしました。

パンと喫茶「Necter.」店主 村山藍さん(写真中央)
会社員時代からパンやお菓子を趣味で焼いていたことから、その後パンづくりの道へ。地元と都内のパン屋やケーキ屋で10年ほど勤めたのち独立。2023年7月、東京 千歳船橋駅近くに、パンと喫茶「Necter.」をオープン。店舗も自分の手でつくりたいとHandiHouse projectに店づくりを依頼した。

森川尚登(もりかわ なおと)(写真後方)
大学卒業後、内装デザインの会社で営業として勤務。設計から施工までの全てを担当し、オーナーさんも一緒にチームでものづくりを行う建築手法に共感し、2019年 Handihouse projectに参画。メンバーの山崎大輔のチームに所属しながら設計施工を学び、2023年独立。同年「AMP」設立。日本中で旅をしてきた経験から、街づくりに携わっていきたいと妄想中。

寛野 雅人(かんの まさと)(写真左)
在学中からHandiHouse projectのビジョンに注目し、2021年参画。メンバーの坂田裕貴のチームに所属しながら設計施工を学び、2023年独立。自ら設計したものを施工することで分かる空間の奥深さに、強く魅力を感じている。モノを再利用することにも興味があり、将来は生まれ育った東北で再利用を通じた設計施工をしていく野望も。

秋山 直也(あきやま なおや)(写真右)
紡ぎ舎 代表。大学卒業後、建設会社に入社し大工の修行を積む。オーナーさんと一緒にものづくりをしたい思いが募り、2021年 Handihouseproject 参画。翌年独立し、「紡ぎ舎」設立。大工の技量を生かし、オーナーさんはもちろん、自分自身も納得のいくものをつくり上げるため、丁寧な設計施工を心掛けている。

HandiHouse project(ハンディハウスプロジェクト)※以下ハンディ
設計から施工まで、すべて自分たちで行う建築家集団。「どんな家にしようか」という最初の妄想から作る過程まで、“施主参加型”の家づくりを提案。合言葉は「妄想から打ち上げまで」普段は別々の現場で活動をしているが、一人でできないプロジェクトはチームを組んで取り組んでいる。

村山さん:お久しぶり…じゃないですね(笑)

寛野:しょっちゅうパンを買いに行ってます。

森川:僕もこの前、現場が近かったのでパンを買いに行きました。

随時新作が出るため、足しげく通う常連客も。
ハード系を中心としたラインナップ。ポップにはパンの特徴も書いてあり、見ていて楽しい。

ーー皆さん同世代って聞きました。なんだか昔からの友達みたいですね。

森川:でも、初めて会ってからまだ1年ほどですね。

ーーまだ1年ですか。距離が近いですね(笑) お店はオープンしてから半年ほどが経ちますが、いかがですか?

村山さん:一人でやっているのでバタバタでしたが、ようやく最近ペースがつかめてきて。何度も買いに来てくれるお客さんも増えてきて嬉しいです。少しずつ余裕が出てきたので、空いた時間に、お店を改めて眺めてみたりも。あぁ、楽しかったなぁって思い出が蘇っています。

千歳船橋駅から徒歩5分ほど。賑やかな商店街の一角にひっそりとたたずむ。夜8時頃までオープンしているため、仕事帰りにパンを買っていくお客さんも多い。
2階のカフェスペース。突然の雨でもふらっと雨宿りしてもらえるようなお店にしたいと設けた。
お客さんから素敵ですねと褒められる、お気に入りのレストルーム。
村山さんも一緒に塗装した壁。見る度に当時の記憶が蘇り、嬉しくなると話す。
村山さんが看板を取り付ける様子。お店づくりの全てに関わった。

村山さん:自分もお店づくりに参加すると、大事にしようってすごく思いますね。

秋山:なんだか、棚とか増えていますね。あの後も色々自分でつくってますね。

村山さん:そうなんですよ。壁に打ち込んでも大丈夫なんだってわかったので、思い切って。

秋山:失敗して穴があいても、自分で塗ればいいですからね。

村山さん:そうそう、失敗が怖くなりました(笑)

引き渡し後に村山さんがつくったブックラック。
壁にも躊躇なく穴をあけて装飾できるようになったそう。

突然の雨に降られても 雨上がりを楽しく待てる心地よいお店に

ーーどうしてハンディにお店づくりを頼んでくださったんですか?

村山さん:これまでパンを自分の手でつくってきたので、お店も自分の手でつくりたいなと思って。自分も参加させてもらえるような建築会社をネットで検索しまくって、ハンディがヒットしました。

ーーそうだったんですね。

村山さん:実は、他の工務店や内装屋さんにも話を聞いたのですが、最終的には人柄で決めました。秋山さんと森川さんが最初に来てくれましたが、私や不動産屋さんの話を親身に聞いてくれて。この人たちだったら、自分の要望を伝えやすいかもって思ったんです。

森川:あぁ、よかったです。

森川:3回目の打ち合わせで飲みに行きましたよね。そこで、村山さんの好きなものや好きなこと、これまでの話を聞いて。フランス旅行の話は、お店のコンセプトにつながりました。

ーーコンセプトですか?

森川:ヨーロッパの路地裏をイメージしながらお店をつくったんです。

村山さん:私が前職のパン屋を辞めた後、自分でお店を開くのもいいなと思ってフランスへ一人で旅行をしたんです。現地のパン屋を巡ったり、アンティークの雑貨を見て回ったりしながら、お店のイメージをしてみたりも。漠然としていた気持ちが形になっていって、帰国する頃には、パン屋でやっていくぞ!という思いも固まっていました。

一人で訪れたフランスの道がお店づくりのヒントに。
フランスの街並みを眺めながら、やってみたいことを思い描いたそう。
フランスでのパン屋巡りもお店のヒントに。
フランスの路地をイメージしたカフェスペース。
コルクタイルの並びは村山さんのフィーリングで決めていったそう。

森川:具体的にこうしたいといった細かい希望がなかったので、フランスで村山さんが見て、食べて、感動したことなどいろんな話を聞きながら、頭の中でイメージを膨らませていきました。古いものは好きだけど、お店の雰囲気を“古民家風”にはしたくないっていうはっきりとした希望はありましたね。

村山さん:そうですね。お酒を飲みながら好きなものをたくさん伝えたので、あとは全部皆さんに任せようと思って。

森川:任せるって言われて、びっくりしました。え?いいの?って(笑) お任せしてくれたことで、自分たちで考える時間が増えて、デザインや設計のやりがいがあるプロジェクトでした。

当時を楽しそうに語る村山さん。

ーー2階にカフェスペースを設けたのには、何か考えがあったのですか?

村山さん:ふらっと雨宿りができるような場所にしたかったんですよね。気軽に寄ってほしくて。

森川:最初、お店の名前も雨宿りにしようとしていましたよね。

村山さん:そんなことも考えていましたね!実際に、オープンしてから何度か、突然の雨で2階に上がって雨上がりを待つお客さんがいましたよ。パンを買って帰ろうとしたら雨が降ってきて。ちょっと上で待たせてもらいますね~って上がっていかれて。2階をカフェにしてよかったなって思いました。

森川:今、ちょうど雨音が屋根に響いてますね。

ーー本当に。雨がやんだらすぐにわかりますね。

村山さん:そうなんです。雨音が響くお店なんだなって、オープンしてから気がつきました。

オーナーさんも一緒に チームを組んでつくり上げていくメリット

ーー最初の村山さんとのやり取りは、秋山さんがしたそうですね。

秋山:そうですね。なんだか急いでいる様子でしたね。

村山さん:融資のこともあって、急いで決めなければいけないことが山ほどあったので。とにかく急いで物件を見てもらいたかったんです。

森川:アッキーさん(秋山)から僕のところに電話がきて、今週の土曜日一緒に会いに行ける?って聞かれて。ちょうど僕と寛野くんが独立したてで、2人でチーム組んでやっていこうと話していたところでした。記念すべき最初のプロジェクトになりましたね。

独立してから2年ほどの秋山。

ーー秋山さんが中心で進めなかったんですね。

秋山:別のプロジェクトが進行中だったのもありますが、電話で話をした村山さんの人柄やお店の方向性からも、二人の若い感性を存分に発揮できるプロジェクトかなと思ったので。

森川:まさに発揮できたかと!(笑) アッキーさんには最初の打ち合わせから一緒に参加してもらったので、僕たち3人と村山さんがひとつのチームでやっていくっていうのをちゃんと確認しあえた感じがしました。

寛野:アッキーさんがいてくれたのは、僕たちにとって本当に心強かった。

秋山:何かあったら、先輩に助けてほしいってことでしょ(笑)

森川:そこの安心感はありました(笑) そのおかげで思いきりできましたね。

秋山:それは良かった。どうしても建築現場ってトラブルがつきものなので、何か起きたら対処するの繰り返しなんですよね。独立して最初は不安になるのも仕方がないかなと。僕も独立後にハンディの先輩が後ろにいてくれて、何が起きても、大丈夫って言ってもらった経験があるのでわかります。あのときは思い切りできました。僕も先輩たちのようにありたいなと思っていたのでよかったです。

ーー途中、秋山さんは、このプロジェクトの中心メンバーからは外れていったそうですね。

森川:当初からそれは想定していましたが、僕の中で、オーナーさんも含めてひとつのチームになってつくりたいっていう強い希望があったので。アッキーさんにも最初の打ち合わせから参加してもらったんですよね。途中からの参加だったりすると、僕たちが指示する立場になってフラットな関係で仕事ができなくなってしまいます。オーナーさんの思いや要望を理解したメンバーで、最後までアイディアを出し合いながらつくったほうが絶対にいいものができると思っていたので。

ハンディの創業メンバー4人がオーナーさんと一緒にチームで家づくりをする姿に憧れて、森川と寛野はハンディに入った。二人は、複数のメンバーで一つのプロジェクトを進めることで、家やお店づくりの楽しさをたくさんの人たちに伝えたいと考えている。

ーー村山さんと秋山さんは同い年だったということもあって、特に仲が良かったそうですね。仕事以外でもふらっと現場に立ち寄ることもあったとか。

秋山:写真だけ撮りに行く日とかもありましたね。

この日秋山は撮影係。現場の楽しさが写真から伝わってくる。

秋山:でも、ただフラフラ遊びに来ていたわけじゃないんですよ(笑) 村山さんが遠慮なく希望を言いやすくなるように、とにかく距離を縮めようと意識していました。

村山さん:そうだったんですね(笑) おかげでやりたいことを全部言えました。

寛野:僕たちは独立したてで、最初はどこか固くなっていたところはあったと思います。そこをアッキーさんが緩衝材になってくれていました。

森川:そうだよね。現場をちゃんと進めなきゃいけないと、どうしてもそっちに意識が向くので、アッキーさんの存在は大きかった。

寛野:特に僕は、これまで住宅やオフィスはつくったことがあったのですが、店舗は初めてだったので。デザインも設備面も住宅とは違う点が多くて、店舗づくりの経験があるなおとさん(森川)やアッキーさんとチームでつくれて学びも多かったです。

これまでベテランメンバーの下で修行の身だった寛野は、今回同世代とつくり「初めて自分に先輩ができた」と喜ぶ。

ーーハンディに入っていると、独立しても一人じゃないところが大きいですよね。

村山さん:仲間がいるって大事ですよね。

ーー村山さんは一人でお店をやっていますが、悩みや不安があったときはどうしているんですか?

村山さん:運がいいことに、千歳船橋には、この1、2年で、1人でお店を始めた同世代の人が結構いまして。情報を共有しあったり、よく飲みに行くのですが、悩みや不安も相談できますし。共感しあえる仲間ができました。

秋山:めっちゃいいですね。他のお店とのコラボもやってますよね。
村山さん:そうなんです。先日、近くのチーズ屋さんと一緒にイベントを開きました。チーズを買ってから、うちでパンを買う近隣のお客さんが何人かいるので、何か一緒にやりたいねって話していて。よくパンを買いに来てくれるソムリエさんにも声をかけて、3人でイベントをやりましょうか?ってなったんです。

パンとチーズとワインのイベントは盛況だったそう。

ーー楽しそう。他分野のプロフェッショナルが集まると、面白いコラボになりそうですね。

村山さん:おかげさまで盛り上がりました。

今回のお店づくりも、チームメンバーの3人、どの人に相談してもすぐに答えが返ってくるところが気持ちよくて。秋山さんも含めて、全員に相談していました。誰が上でもなく、フラットに意見交換ができることで、スピーディーに色々決まってストレスがありませんでした。

ーーオーナーさんとの距離が近くなることで、お店づくりにおいて良いことはありますか?

秋山:未経験のことにもチャレンジしやすくなりますね。「やったことないからどうなるかわかりませんが、やってみませんか?」と正直に伝えられました。村山さん、二つ返事でやってみましょう!って言ってくれて。

秋山のアイディアで、1階のカウンターに、パン粉を混ぜた特殊な塗装を施した(いすみ古材研究所が提案する塗装方法「NUL」)塗装屋さんもパン粉を取り入れたのは初めてだったそう。
ハンディにとっても初めての試みだったので、塗装はワークショップ形式で行い、他のメンバーも参加した。
村山さんももちろん参加。

ーー不安や抵抗はなかったんですか?

村山さん:面白そうだなって思ったので。何かあったらそのとき対処すればいいかなって。

ーーその時々で対処しながらみんなでつくりあげていく。まさにハンディが目指しているお店づくりです。

村山さん:色味や質感が気になるのか、カウンターを触ってみるお客さんもいますよ。お店のストーリーにもなりますし、お客さんとの会話にも繋がってとても嬉しいです。

一番印象に残ったことは飲み会!? ユーモア溢れる現場をつくりあげる“スカブラ”の存在

ーー 一番印象に残っていることは何ですか?

村山さん:飲み会ですかね。

ーーえ?一番は飲み会なんですか?(笑)

村山さん:飲み会の延長に現場がある、みたいな。現場は終わりましたが、今も定期的に飲んでいます。寛野くんの恋愛話の続きが聞きたくて(笑)

寛野:皆さん、僕に彼女ができたかどうかが気になるようで…。

秋山:その後はどうなの?

ーー いやいや今は…(笑)

寛野:その後は何も…。

ーー…。

村山さん:現場でもそういう話ばっかりしていました。

ーーそうなんですね!

村山さん:お互いのプライベートの話をしながら、一緒に塗装したり。その記憶しかないかも。図面の記憶はちょっとだけ(笑)

お店の完成打ち上げの様子。
お店づくりの最中も、完成した後も、現場仲間として交流は続いている。

秋山:楽しかったなぁ。作業しないで写真を撮りに来て、くだらない話ばっかりしていて。

森川:でもそれがよかったです。

ーーものづくりに役立つんですか?

森川:直接は役に立たないですよ(笑) でも秋山さんがいてくれる現場はすごく和んで、村山さんもよくしゃべって。そこからアイディアが広がったり意見を言いあったり、そういった効果はありましたね。

秋山:でも、実はバカなことを言っているふりをして、村山さんにどうやって心を開いてもらうおうか、言いたいことを言える空気をつくれるのかを考えていたんですよ。受注者発注者の関係ではなく、1対1の関係でコミュニケーションがとれるように。事務的なやり取りにならないようにと思って話していました。

森川:そこまで考えていたんですね(笑) アッキーさんと村山さん同い年だから仲いいなって思って見ていただけだったので、その意図には気づかなかった。

ーーいわゆる「スカブラ」ってやつですね。

かつて炭鉱会社で「スカブラ」と言われる存在が重宝された時代があったという。彼らは同僚たちと炭鉱に行っても、石炭を掘らずにくだらない話をしたりして、“笑わせ役”として活躍したそう。スカブラを解雇した後、炭鉱労働者たちの作業効率が下がり、人間関係もギスギスしていった。これを参考に、ビジネスにおいてユーモアが必要だと語られる場面で、スカブラの例があげられている。名前の由来は「スカっとブラブラしている」ところからとったとも言われている。

参考:九州大学学術情報リポジトリ「スカブラ孝」
ハンディの現場勉強会(ハンディ会)で、オーナーさんが、ハンディの良さの一つにスカブラの存在をあげていた。メンバーの一人がいつも現場でしていた“恋バナ”が、家づくりに関わる人たちの仲が深まる要因にもなったと話す。

村山さん:スカブラの存在、大事なのわかるなぁ。私、販売員を長くやっていた頃、百貨店の店舗に移って店長を任されたことがあって。その店には、私よりも年上で、長年働いているベテランの方が何人かいたんです。正直なところ、どうやってコミュニケーションをとったらいいんだろうって最初は悩みました。いろいろ考えた結果、その状況を救ったのは雑談でした。

ーー村山さんもスカブラやっていたんですね。

村山さん:プライベートの話をすることによって、その人の性格とか考え方とかがわかってきますよね。わかってくると、この人にはこういう言い方をした方がいいなとか、この人はこういった考え方だから、こうしてあげようとか。どうでもいい話に見えて、結果、仕事に繋がって物事がスムーズに進むんです。プライベートの話ってほんとに大切だなって思いました。

秋山:村山さん、気づいたら寛野くんのこと、“かんちゃん”って呼んでましたもんね。

まるで旧友と一緒につくっているような穏やかな雰囲気の現場(撮影:秋山)

ーースカブラとして活躍した秋山さん自身、今回の現場で得たものはありますか?

秋山:現場にいるみんなを見ていて、改めて、楽しそうだなって思えたのがよかったです。ハンディの家づくり、お店づくりが楽しそうって思ってハンディに入ったのに、自分が中心で進めなくてはいけないプロジェクトだと、設計や施工、スケジュールもちゃんと考えなくてはいけないので、純粋に楽しそうだなって感じることができなかったりもして。心の余裕がないのかもしれないですね。

今回、第三者的な立場で現場にいることができて、改めて、オーナーさんと一緒につくるハンディのお店づくりっていいなって思えたのが一番の収穫です。そこにいる全員が楽しそうだったし、楽しめているといい空間が生まれるんだなって。こうやって現場づくりができると、いいものづくりに繋がることがわかったので、次のプロジェクトにも活かしたいですね。

村山さん:じゃあ、次回の飲み会はいつにしますか。かんちゃんのその後の恋愛も気になりますし。

寛野:それまでに、話せるネタができるように頑張ります!(笑)

取材・文 石垣藍子

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