短期離職は不利な要因であっても不能の要因ではない
タイトルを見てピンときた方もいるでしょう。つい先日、映画『劇場版ハイキュー‼ ゴミ捨て場の決戦』を観てきました。
スポーツというのは人の心をガシッと鷲掴みにして多くの感情を揺さぶらせてくれますね。社会に出るとどうにもネガティブな感情に引きずられがちなので、ポジティブな高揚感や感動をもたらしてくれる映画は本当に大きな存在です。
さて、本題に入りましょう。
短期離職、つまり数ヶ月〜3年未満で職を転々とする方のことを指します。最近ではジョブホッパーとも呼ばれるようになりました。
一般的に、短期離職は仕事に対しての理解が乏しいまま退職したと見做され、経験者扱いされません。
はっきり言うと、キャリア形成の観点から見ると短期離職者はマイナス要因です。
短期離職のようなキャリアとしては見做されない経験、つまりフリーターやニートに近しいキャリアは確かに転職においては不利です。これは間違いありません。
転職にはポジティブな転職とネガティブな転職があります。
今後のキャリアを考えて
○○をやってみたくて
→ポジティブな転職
仕事が辛くて
人間関係がキツくて
→ネガティブな転職
一般企業はあくまで営利企業ですから、会社にとって有益か無益かの2択で選別します。もし求人を出して2人が応募してきた時に、上記のようなポジティブな転職者とネガティブな転職者がいたらどちらを採用したいでしょうか?
もちろんポジティブな転職者ですよね。情熱とやる気に満ちた転職者は表情も明るくハツラツとしていて、とても魅力的に映ります。
ここでタイトルを思い返してください。
『短期離職は不利の要因であっても不能の要因ではない』
ここまで前提に話してきた短期離職者は、ネガティブな理由の転職者でした。そう、普通の考えなら短期離職を勝手な思い込みでネガティブな転職者だと思い込んでしまうんです。
ここで短期離職の要因をポジティブに面接官に伝えられれば、あなたは間違いなくどのポジティブな転職者よりも鮮明に記憶に残るでしょう。
ヤンキーが雨に濡れた子猫に傘を差すように、金髪のギャルが誰よりも勉強し受験合格するように、ネガティブな印象からポジティブな印象に変わった人は、相手の記憶にも残りやすく、とても好感触です。
面接において重要なのが、いかに自分の存在を面接官に植え付けるか。志望動機の整合性なんてのは二の次です。
短期離職は、一般的な印象において不利な要因であっても、転職市場において不能の要因ではありません。
短期離職を繰り返すあなたは、通説や一般的な概念によって「なんて自分はダメな人間なんだろう」と誰よりも自分を恥じていませんか?
まずはそのマインドを覆してください。そして、自分が短期離職をした理由、繰り返してしまう理由を深掘りしてください。
そこには必ず、あなたをポジティブな転職者に変えてくれる思いが眠っていますよ。
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