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「お疲れさま」から「お元氣さま」へ
「お疲れさま」とは
普段から何気なく使っている「お疲れさま」。
1日の中でも何回も耳にしたり口に出したりすることがある言葉。
「お疲れさま」という言葉は相手への労いの意味を込めて伝えられています。相手の方に対して自分の気持ちを届け、伝えるメッセージに用いられています。
ではここで、「お疲れさま」を分解して考えてみたいと思います。
「お・さま」は相手に対して丁寧に伝えるためにつけられていると考えると特に重要な部分が「疲」という漢字です。
「疲れた」「疲れる」などに使われる「疲」という漢字ですが、さらに分解をしますと「皮」が使われています。これは「皮膚(肉体)が病に覆われている」という状態を表した言葉になります。
「疲れた」という言葉はとてもマイナスのエネルギーが強い言葉とも言われています。(これと同様に「忙しい」という言葉もあります。)
自分自身がマイナスな時にこの「疲れた」や「忙しい」を使われていることが多く、自分がプラスな時には用いられない言葉だと思います。
では話を「お疲れさま」に戻しますと「相手への労いの言葉」として用いられている言葉ですが、相手に対して「マイナスのエネルギーの言葉」を投げかけている状態になっているとも考えられます。
「お元氣さま」とは
「お疲れ様さま」という言葉も決して悪くないと思いますが、せっかく相手へのメッセージと考えるとマイナスではなくプラスのメッセージに変換して「お疲れさま」から「お元氣さま」。
「気」を「氣」と表記しているのは「米」という漢字は分解すると八十八になり「お米を収穫するまでに八十八回も手をかけている」という日本文化のもつ細やかな心遣いの他に「米」というのは「四方八方にエネルギーを噴出している」と言われています。
「気」では「〆」が使われ、「エネルギーが止まってしまう」という部分から「気」ではなく「氣」の旧字体の方にし、漢字からも相手にエネルギーを届けていくということです。
しかし、「お元氣さま」を最初に聴いた際は違和感を覚えると思います。この言葉は京セラの稲盛 和夫 氏(KDDIの創業者、JALの会長)が言われた言葉とも言われています。
「お疲れさま」から「お元氣さま」へ
「お疲れさま」で浸透している社会において「お元氣さま」はとても違和感が多い言葉だと思います。しかし相手に対して「マイナスなエネルギー」が強い言葉よりも「プラスのエネルギー」が強い言葉を伝えるのは「言葉のプレゼント」としては良いと思います。
先ずは家族や職場、友人内で伝えてみるのはどうでしょうか。
言葉のエネルギーにより、今までと違った変化が起きるかもしれません。
いつの日か「お疲れさま」から「お元氣さま」に変わる世の中が訪れるかもしれません。
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