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気付けばもう1年経った

こんにちは!


3月は1つも投稿ができていなかった...

というか3月は気付けば終わっていて、そして4月もあと1週間だ。



2月の振り返りも特になく、所々中途半端な部分はある。2月のテーマであった料理に関しては、3月になってからほぼやっていない。


まあその辺りのことはとりあえず置いておいて、やっぱり今回は自分の1年前のことを少し振り返ろうかなと思う。







僕がフランスから帰国したのが、2020年3月29日の午前8時半頃だったかな



その当時のことは、今でも鮮明に覚えている。

忘れたくても忘れられないかな。




正直なところ、振り返りたくない辛い記憶でもある。ただ、色々と振り返らないといけないなと感じている。






フランスで1回目のロックダウンが始まったのが、確か3月中旬頃


その頃は、まあすぐに終わるかなって気楽に考えていたけれど、時間が経つにつれて、その考えも変わっていった。


当時、世界中でコロナが爆発的に流行し始めていて、コロナがどのようなものなのか分からなかった。

まあこれは自分だけでなく、みんなそうだったとは思う。



情報を入れようとして、出かけることもできないからテレビのニュースくらいしかなかった。

ただ、どんどん感染者数は増え続け、ネガティブなニュースばかりが目についた。

さらに学生寮に住んでいたから、友達に会えるけど、会話の内容も暗い話題ばかりになっていた



その時の生活は、本当に家の中に閉じこもるような毎日で、気晴らしに早朝にランニングに行くぐらいしかリラックスする時間もなかった。

そんな時に、一人で部屋に籠るとどうしても色々と考えすぎてしまった。どんどんとネガティブな方向に引きづられてしまった。





そして、そんなある時、親から電話がかかってきた。そして、帰国することを勧められた。


正直なところ、当時はただ語学留学をしているだけの自分としては、フランスにいるメリットがあまりないと感じ始めていた。

自分としては、帰国するつもりは全くなかったけれど、経済的な面で支援を受けていることもそうだし、もしものことを考えたら、帰国するしか選択肢が正直なかった。





その決断から3日後の便で日本に帰国した。

本格的にワインを勉強するための準備段階で、ようやくこれからって時だった。

たった半年で中途半端というか、始まる前に終わってしまった感覚だった。

本当にやるせなかった...


帰国してからも2週間は祖母は僕の実家に行き、僕が祖母の家で1人で自主隔離をした。

この時には、精神的には壊れ始めていたと思う。


その2週間は全く、外に出ることなく、家の中で過ごした。

正直、余裕に2週間なんてすぐだと思っていたが、そんなことは全くなかった。


まず、家の中に引きこもっていたので、時差ボケが全く抜けなかった。そして、生活リズムが一気に崩れ、喪失感だったり、自己嫌悪だったり、負の感情が一気に押し寄せてきた。

そして、2週間を終える頃には、もう自分では解決ができないほど、弱っていた。バーンアウトだったかな。



半年ぶりに実家に戻ってきても何かスッキリしないというかもやもやしていた。



まあ要するに、帰国してからも心はずっと日本に帰ってきてなかった。

急転直下で決まったことだから、仕方なかった部分もある。



自分の運命を呪いたくもなったし、自分の心がどんどん弱っていって、立て直そうとしても立て直せない自分が情けなかった。

ひどい時は、夜に部屋で一人、なぜだか分からないけど、ボロボロと涙が出てきて止まらなかった時期もあった。


今思えば、鬱傾向もあったと思う。




そんな不安定な状態が数ヶ月間続いていた。

正直なところ、勿体無い時間をすごしていたかもしれない。





ただ、自分自身にとって必要な時間だったとも感じているし、今は帰ってきてよかったと思っているし、後悔もないかな。


何よりも今がとても充実した時間を過ごせているなと感じている。





あの期間でよかったなと思うことが1つあって、それは自分に何があるのかってこと



まあ結果で言えば、自分にできることなんて何もなかった。自分なんてまだ無価値に近いってことを実感できてよかったかなって


今までの自分はプライドばかりで等身大の自分を認められていなかったなと思うし、様々なものと比べまくって、自分をすり減らしいていた。


いくら目の前のことを大切にしようと生きていても、自分を認めないことには、自分の目の前のことなんて見えないよね



頭の中の自分の人生ばかり動いているだけで、実際の自分の人生は何も動いていなかった。


もちろん考えることは大切だけど、自分の軸をしっかりと持ち、決断し、行動に繋げないとなと思った。



残念ながら、死ぬほど不器用で初めからできたことが何もないし、頭も良くないし、要領悪いし、物覚えも悪い。

それを含めて自分だし、自分以上でも自分以下でもない



そんな自分だからこそ、自分自身を受け入れられるようになったことが、重要なことだったと思う。



もしかしたらこれは人によっては当たり前のことかもしれないし、低レベルな話かもしれない。

実際、全てが全て受け入れられたかというとそうではないし、細かい葛藤なんて毎日たくさんある。




ただ、これができるようになって精神的にとても楽になった。


極度に不安な状況に陥ることが激減した。馬鹿みたいなことを考えることも減ったし、あれもこれもやらないといけないと考えなくなった。



だから今思えば、あの時の自分には、ただただ時間が必要だったんだと思う。

無駄なところに力が入りすぎていたかもしれない。


ある意味、極端に落ちたからこそよかったのかもしれないし、休養期間だったかなとも思う。


もちろん、まだまだ自分には何もないのは変わっていないから、これからの自分にどんなアクションを起こせるかに懸かっている。




今、コロナも第4波が来ていて、まだまだどのようになるのか分からない。

ただ、コロナのことに関しては、自分にはどうすることもできないし、お店のこともそうだけど、一番下っ端の僕ができることなんて高が知れている。


だからそんなことは考えるのは本質じゃないのかなと



より自分が高みを目指して、目標意識を高く持ち、日々の課題に取り組むこと、そして、自分の中の違和感を1つ1つ潰していくこと、自分のなりたい自分に少しでも近づけていくこと

これしかできないけど、逆にそれができれば、僕の成長は間違いないと思う

細かいこと地味なことをいかに継続していくことができるか

ここがやはり大事だ

まあどんな状況でも楽しんだもん勝ちだから、楽しむしかないよね。



まあ今日はこんなところで

花井俊介



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