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福祉が自分ごとに感じた

福祉は人の生きづらさを支える取り組み、
また、人の幸福を増進させる取り組みである。

今回の記事は授業を受けての私の感想を書いていく。

福祉において、目の前のミクロの視点と俯瞰のマクロの視点が重要である。人を見る視点として、

1つ目はラベル付けされた印象に引きずられないことが挙げられている。「ホームレス」、「ゆとり世代」、「氷河期時代」といったひとくくりにした形でグルーピングして考えるのではなく、目の前にいる一人一人について考える。

2つ目は、物の見方に常に多様性があることを認識し、自分の正義を振りかざさないことである。「私はこのような価値観で、このような社会になっていくことを考えている」、こうしたことだけが優先されるのではなく、当事者一人一人の選択と当事者の価値観を優先していく。

 今回の授業を受けて、私は以下の文章を蛍光ペンで線を引いていたことを思い出した。

福祉と聞くと、高齢者の介護や障害者への介助などをイメージするかもしれないが、本来はそれにとどまる言葉ではない。誰しもが多かれ少なかれ、困難や生きにくさを抱えているなかで、ひとが幸せに生きるために互いに支え合い、「する/される」の関係性を超えたコミュニケーションそのものであり、またお互いの存在を認め合い、誰もがそこに存在し続けるために必要な所作、それが福祉だと私たちは理解している。

東京藝術大学 Diversity on the Arts プロジェクト、2022

特に、福祉が高齢者や障害者だけでなく、すべての人々が抱える生きづらさに対するサポートであるという点に共感した。

また、「する側」、「される側」という概念ではなく、
皆がどちら側にもなるのだという点にほっとさせられ、

福祉が急に自分ごとに感じてきた。

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