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東京メトロ丸の内線の銀座駅で次の電車を待っていると、目に入ってきたこのフレーズ。

ハラゴシラエして歩くのだ

カメラとは別の方角を見上げる、小林聡美さん、もたいまさこさん、片桐はいりさん。背景は湖と森みたいな感じで、何やら楽しげな予感がしました。
映画『かもめ食堂』の広告で、銀座駅でしたので上映している劇場はシネスイッチ銀座でした。

レディースデーの元祖、シネスイッチ銀座は金曜日がその日。
早速、金曜日の会社帰りに行ってみると、チケット売場に長蛇の列、入場の待ちの長蛇の列も。甘かった……出直しです。

休み明けの月曜日、頑張って定時退社してシネスイッチへ。
この日は『座ってご覧いただけます』という札が出ていました。
この頃はジュエリースクールの学生証で、学生料金にしてくれる場所がありました。有難や。だからレディースデーでなくても大丈夫です。

広告を見て「映画館で観たい!」と感じただけあって、やはり映画館で観て良かったです。の~んびりしたヘルシンキの日常。淡々と過ぎる日々の中で、小さな事件が起きたり、少しだけ変化があったり。
美味しそうなものが沢山出てくるのに、空腹になるよりは、なんとなく胸がいっぱいになって、満たされて映画館を出るような、そんな映画でした。

後で調べると、映画館はなんと5年ぶり。
相当気に入って、群ようこさんの原作の単行本を買い、後に文庫本を買い、特別版のDVDも買い、この映画のロケの様子がわかるという片桐はいりさんの『わたしのマトカ』も買い、もう「毎度あり~」ですね。

その後、ロングランになりました。あんなに売れそうな映画なのにシネスイッチのような単館で上映するなんて、という声もあったようですが、シネコン向きじゃないなぁと思います。

シネスイッチ銀座で好きなのは、スクリーン1という地下のシアターの2階席です。特に一番前は見晴らしが良く、映画にのめりこみ過ぎずに程よい距離で観られるのが気に入っています。

チケットはずっと手売りだったのですが、6日前から買えるので、良い席で観たい映画はレディースデーの6日前に張り切って買いに行きましたっけ。
それが突然、web予約とチケットレスに変わり、web予約はできても紙で発券するシネコンを一気に飛び越えた感じになりました。

昨年の緊急事態宣言が明けて、そろそろ映画館には行っても大丈夫だろうかと思っていた頃、映画館復帰作品となったのが『もったいないキッチン』で、上映後にトークショーのある回が取れました。
舞台挨拶やトークショー、そうしたイベントも時々あるので見逃せません。

数年前、映画サークルに入っていたこともあって観まくっていた時期は、映画館で年間100本近く観ていました。配信やDVDと合わせて、3日に2本ぐらい観ていた計算です。
今はもっと厳選していますが、映画館で観るなら『かもめ食堂』のように、客席全体がほんわかした雰囲気になる映画が癒しです。

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はなえみ🌺(キャリアコンサルタント+産業カウンセラー+元人事)×ジェモロジスト💎
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