【読書】大人の絵本-旅する小舟
12年に一度の大幸運期だと鏡リュウジさん(同じ星座☆)もおっしゃっていた通り、木星が絵本を当ててくれました(多分)。
J-WAVEのGood Neighbors(月~木、13:00~16:00)は大好きな番組です。
残念ながら出勤していると聴けませんので、普段は帰宅してからタイムフリーで聴いています。タイムフリーは本当に有難いです。
毎月最終木曜日はBook Neighborsと題して、テーマに沿ったリスナーお勧めの本が紹介されるので、聴きながら図書館の予約を入れたり、Amazonでポチッとしたりしています。ナビゲーターのクリス智子さんの選んだ本のプレゼントもあります。
2021年最後の放送は、今年読んで良かった本、今年気になった本がテーマでした。ちょうど岸本佐知子さんがゲストだったので、岸本さん翻訳の『居心地の悪い部屋』を、今年一番衝撃を受けた本としてメールしたところ、岸本さんがいらっしゃる前で読んで頂きました!
感想はnoteにも書いたのですが(→居心地の悪い部屋の居心地が悪い)
「え?なんで?意味わかんない……」
と、ページを行きつ戻りつしてしまった事に対しては
「ああ、瞼を縫ったりしてますからね」
と同意コメントまで頂けて、嬉しくて小躍りでした。
クリス智子さんが、疑問に思っていたことを聞いて下さいました。
「そういうシュールな本って、訳していてどうなんですか?」
「楽しいですよ」
即答、さすがです。だからワケがわからないながらも、脳の刺激にはなるかも?と思ったのかもしれません。
そんな岸本さんが惚れ込んだという絵本が、当日3名にプレゼントされたこの『旅する小舟』でした。
大きな紙で大人2人がかりで折り上げた小舟が、大海原に出ていきます。
モノクロのペン画が、水面、海中、夜を描き分けながら、小舟の冒険を綴っていきます。字はありません。
大海原ではちっぽけな小舟。世界の中では無力な自分のようです。
ヘンな生き物がうようよいる海で、危険な目に遭ったり、助けたり助けられたり。そもそもどうして海に出ようと思ったんだっけ?と疑問に思うこともあるかもしれません。
昨今の
「動画じゃないとわからない」
「全部説明してくれないとわからない(説明しない方が悪い)」
という風潮が合わない私には、絵を何度も見てストーリーを紡いだり、小さな事に気づいたりできる、字のない絵本はむしろワクワクします。
それは、安野光雅さんの『旅の絵本』シリーズも同じでしょう。
(私はⅢのイギリス編が好きです)
それでですね、番組の中でメールは読まれても、なかなか最後の当選者発表には自分のラジオネオームが出てこなかったのが常だったのです。それでも番組は最後まで聴いて、当選しなかったことまで確認するのですが、今回は再び名前が挙がり(偽名ですけど)
「きっとお好きだと思います」
と。好きでした~。番組も、クリ智さんも好きですぅ~💕
『旅の絵本』と並んで、愛読書が増えました。
番組途中まで『旅する小骨』かと思っていたのはナイショです。
番組は1月6日までタイムフリーで聴けます。
岸本さんのご登場は14:10頃から。
新春早々いかにハッピーなのかは、ねむさんのマガジンで研究したいと思います。
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