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あらがったっていいじゃない。
ここ1年間でなん度も、ふらりと姿をみせる問題がある。その問題にまた、思いもよらないところで肩をたたかれた。あまり目を合わせたくはないのだけれど、強くたたかれたせいで振りかえってしまった。
それは、「花束みたいな恋をした」の上映中のこと。
(以下の3文にすこし、ネタバレを含みます。)
菅田将暉さん演じる麦くんが就職を通して、"すき"を失くしてゆくシーン。これまで小説にイラスト、音楽を、サブカルを
どうしていま、お洋服をつくるのか。
ひとつ前の記事で、
お洋服屋さんをはじめることや、
その想いをお話しさせてもらいました。
発表の直後に東京からフライト。
福岡に降り立つころには
くたくただったのですが、
みなさんのメッセージに
心がほっとあたたかくなりました。
きょうは続きを、お話ししようかな。
わたしがどうして、いまお洋服をつくるのか。
売ってみたい。
ただその思いでものづくりをしていた当時。
この手で、なにものでもな
“こんなはずじゃなかった”日々
かけあしで日々が過ぎていって、気づけばもう3月半ば。とりわけ今年は、年明けからの時間のはこびがはやくて、はやくて。どこにいても時計の秒針の音がついてくるような毎日。
毎朝、時計に耳元で
「あれも終わってないんじゃ?これもしなきゃいけないんじゃ?」
とチクタクささやかれているようで。
こんなはずじゃなかったのだけどなあ。
今年度は大学の授業はすべてリモートで、学校に通うことは1日もなく。もっと
Reneeオープンしました。
本日4月10日の20時に、お洋服屋さん”Renee”オープンします。(販売開始日はこのnoteの最後に載せています。)
Reneeのハジマリにふさわしいもの。思い入れのある“ワンピース”をひとつ。お洋服づくりをするときが来たら、ワンピースからつくると決めていました。
そして、ちいさくひっそりと。なんとなく、ブランドと称して、おおきくお店をはじめるのはわたしらしくないというか柄に合わない気がして
しあわせを溢さないように。決意。
常日頃から、未来のことは目に映る景色から匂いまで、鮮明に想像を巡らせる。対して、過去のことは、しれっと気づかないふりをして置いていってしまう。
そんなわたしですが、ここ数ヶ月は自分を省みながらたくさんのことを感じ、考えて過ごしました。(noteの更新を待ってくれていた方、遅くなっちゃってごめんなさい。)長いながい旅だったな。
人間、よいところもあれば、わるいところもあります。誰だってそう。
服の断捨離をして、もらった福。
もしかしたら、お引っ越しをするかもしれない。
無垢材の床に、やさしい光が降り注ぐ
ぬくもりのあるおうちに。
新しいおうちの妄想を、
ひとりでもくもくふくらませてた。
ちょっとした
小物の色遣いや配置で、
おへや全体がぱあっと彩る。
この瞬間の幸福感といったら、
もう、
口いっぱいにショートケーキを頬張るのと
並ぶくらい。
そしてそれが
こだわって迎えいれた仲間たちだと、
なおさら。
ひ
インターネットの片隅で、ちいさなお洋服屋さんをはじめます。
風に吹かれた小花が
はじらいながらもそっと揺れるような、
さりげないうつくしさ。
これからを歩み、
これまでを記憶する。
これからの"あなた"を紡ぐ
"きょう"をともに歩むお洋服。
インターネットの片隅で、
お洋服屋さんをはじめます。
お店もサイトもまだありません。
だけど、ご報告だけ。
まず、お礼をさせてください。
わざわざ、ユーチューブやツイッター、インスタグラムからこの『note』
日常とちいさなホンネ
2021/01/28 8:00
ふかふかのベッドに
もうどうにでもしてくれ、
と言わんばかりに
めいっぱい、からだをゆだねて本を眺める。
また夢のなかに連れてゆかれたら、
それはそれでいい。
いつもは鋭い朝日も、
きょうばかりは、わたしをやさしく
なでている。
なんてったって、きょうは
おやすみなんだ。
それなのに、どういうわけか、
きょうもわたしはひとりで戦う。
昨日の夜中まで読んだ物
2020年、そのままでいいんだと思えたわたし。
2020年は沢山泣いて、その何倍も笑った年でした。思いもよらないできごとが次から次へとおきて、たくさんの方がわたしのこと、ふたりclipのことを応援してくれて…。正直、今でも信じられません。
約2年半前
なにかになりたくて、でもなれなくて。不器用すぎるわたしは、なにをやっても空回りばかりで。
だけど、どうしても、今のわたしではない、わたしになりたくて。そんな思いだけが先走って、自分を見失ったわた
私とともに眠るコート
一去年の秋のこと。
おうちがすきなわたしは
重い腰を上げて、
コートを探しに街へ向かいました。
福岡のおしゃれさんが集う、天神・大名。
人とすれ違うたびに、
息が詰まってしまう、
怖いのです。
こだわりの詰まったお洋服を身に纏い、
颯爽と、歩いてゆく人たちが。
わたしの中の淀んだ何かを浮き彫りにするようで。
あまりに眩くて、背を向けていました。
気づけば、目の前には憧れのお店が。
く