記事一覧

超短編小説(駐車券)

 財布に入れたはずなのにない。ズボンの両ポケットにも手を入れてみたが車の鍵とスマホ以外には入っていない。お尻のポケットにはいつかのレシートがぐちゃぐちゃになって…

花菱創
2日前
35

超短編小説(病院のアンテナ端子)

 バスの車内は冷房が効いていた。空いている席に座り額の汗が乾いてきた頃、僕は20年前の夏休みに体験した不思議な出来事を思い出していた。  僕はお母さんに連れられて…

花菱創
5日前
54

超短編小説(夢見の面接)

 昨今ITエンジニアへの未経験転職を目指す若者は多い。夢見信二もその一人だった。  常に自身がなさそうに俯いている彼は体が小さく、声も小さかった。そんな彼が他者か…

花菱創
13日前
112

どうしたものか。

前回の投稿から8ヶ月も動いていなかったですが、 いろいろと僕の生活に変化があったので久しぶりに投稿しました! タイトルにある通り、僕の人生絶賛どうしたものか。な状…

花菱創
7か月前
40

やりたいことがいろいろあると、どれも中途半端になって消化不良な状態が続くんです。
noteを初めて少しでも変化が起きれば良いのだけれど。。。

花菱創
1年前
34

何を書けばいいんだ

花菱創
1年前
29

超短編小説(駐車券)

 財布に入れたはずなのにない。ズボンの両ポケットにも手を入れてみたが車の鍵とスマホ以外には入っていない。お尻のポケットにはいつかのレシートがぐちゃぐちゃになって入っているだけ。肝心の駐車券がどこを探しても見当たらない。

 駐車券がないことに気づいた僕はレジ待ちの列から外れて、一度買い物かごに入れた品物をすべて元の場所に戻した。それから急いで車に戻り、5分ほど車内を探した。しかし駐車券は見つからな

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超短編小説(病院のアンテナ端子)

 バスの車内は冷房が効いていた。空いている席に座り額の汗が乾いてきた頃、僕は20年前の夏休みに体験した不思議な出来事を思い出していた。

 僕はお母さんに連れられて病院にむかっていた。家からバスに乗って30分くらいのところにある大きな病院だ。僕はこの病院で生まれた。弟もこの病院でもうすぐ生まれる。
 おじいちゃんは僕が小さい時にこの病院で死んだそうだ。だから僕にはおじいちゃんとの思い出がなかった。

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超短編小説(夢見の面接)

 昨今ITエンジニアへの未経験転職を目指す若者は多い。夢見信二もその一人だった。
 常に自身がなさそうに俯いている彼は体が小さく、声も小さかった。そんな彼が他者から評価される点といえば真面目さ、それ一つきりしかなかった。
 夢見は何社かよさそうなところに応募書類を送ったが選考はなかなか通らなかった。そこで彼は転職エージェントに相談することにした。するとすぐに数件の求人が送られてきた。その中で特にお

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どうしたものか。

どうしたものか。

前回の投稿から8ヶ月も動いていなかったですが、
いろいろと僕の生活に変化があったので久しぶりに投稿しました!

タイトルにある通り、僕の人生絶賛どうしたものか。な状態です。。。

どういう状態かというと、就職先が見つかっていない状態で、働いていた会社を辞めました。正確には2月末で退職で、今は有給消化中です。
小説とは全く関係のない仕事をしていたのですが、拘束時間が長く、執筆活動をする余裕のない日々

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やりたいことがいろいろあると、どれも中途半端になって消化不良な状態が続くんです。
noteを初めて少しでも変化が起きれば良いのだけれど。。。