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長女がトーコーキョヒでして<23>

【GWの功罪】

 前代未聞の10連休。
 我が家は前半にお楽しみを用意していました。
 子どもたちが大好きなキッザニア、それも初めての甲子園に行くことです。
 長女が運動部に入ったので、来年からはそんなにGWも自由にならないと考えて、西日本遠征にしてみました。
 キッザニア東京は2度経験済なので、甲子園についても予習をしっかりしていた長女。
 自分で興味を持ったものはほとんど体験できていました。
 親としては、選ぶものが意外だったり、英語での体験もためらわず飛び込んだり、たくましさを感じる時間ではありました。
 また、部活がお休みの日に初めて”子どもだけでさくらまつり”も楽しんでいました。
 弘前では、基本的に小学生までは親同伴でないと遊べないさくらまつり。
 満を持して、お友だちと思いきり楽しんで来ました。
 プリクラ撮って、縁日で食べて、お化け屋敷も入って。
 部活にも、自分でしっかり歩いて行きました。
 充実の10連休だったようです。
 が。
 宿題を、後回しにする悪癖が、出ていたので。
 何度も声は掛けましたが、やらず。
 というか、パパっとできるだろうと、高を括っていたのでしょう。
 最終日、終らない、無理……と言い出し。
 深夜2時まで付き合いましたが、終わらず。
 予定通り(苦笑)、連休明けは、宿題が終わってないから行かない、と。
 じゃあ終わらせて午後から行こうか、と言っても、それはできないと。
 中学校はそれはできない、ちゃんと朝から行かないとダメだと。
 勝手なルールで、登校せず。
 結局それで翌日もずるずると……という悪循環。

 連休明けは誰だって気が重いもの、行けないキモチを受け止めよう。
 それは、ごもっともなのですが。
 宿題が終わらない=自己責任、だと思うのです。
 そして、それは休む理由として認められない。
 そのことは、繰り返し彼女に説明しました。
 そして、本人も十分に納得していました。
 それでも休むのに理由があるなら、説明するように、と。
 午前中ずっとそんなやりとりをしていたので、体調が悪かった私は、メンタルがかなり追い詰められていきました。

 学校に行けない理由を問いただしたり責めたりするのは良くない、という考え方もあります。
 でも。
 彼女は、学校には行きたい、部活だってやりたい、と言って泣きました。
 だとしたら、行くために必要なことは、何なのか。
 家庭でできること、本人ができることだけでは、壁を越せないんじゃないか。
 理由を探して、学校にもお願いしてみよう。
 その言葉が彼女に届いて、動き出すまでには。
 なんだかんだで3日、かかりました。

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道産子の津軽在住2児の母。登校拒否長女との日々雑感と、しあわせに生きる”ちょこぽじ”のススメ。