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〖写真詩〗「空の遠くの上の方。」

あなたが遺して逝った
「悲しみ」は
私が全て背負います。

他の誰かがあなたの死を
「若すぎた」と哀れんでも。

「仕合わせ」でしたと。
私は応えます。

空の遠くの上の方。
「笑顔で見ていてくれたら」と。
その為、つたう涙です。

HANA。

【コメント】
母は、35歳という若さでこの世を去りました。
若い時に慢性腎不全を患い、ずっと透析をしていたそうです。

きっと。他の友達たちが仕事や遊びに夢中になっている1番輝かしい時間に、透析という苦しい時間を何度も経験したのでしょう。

それから、実父の腎臓を1つ貰い、腎臓移植に成功。
翌年、結婚し私を産んでくれました。

薬を飲み続けながら、病院でしっかりと経過観察をしながらの妊娠、出産はとても大変だったと思います。母にはどんなに感謝しても、しきれません。

しかし、それから6年後。
母は亡くなりました。
とてもとても珍しい病気だったそうです。

時が経ち、私も母親になりました。

今、考えても、どんなに無念だった事か。
まだまだ若くて、小さい子供や、愛する人を遺してこの世を去ったのは…。

私は、「うつ病」を患い今も治療しています。
時より無性に涙が止まらなくなるんです。
でも、その度に思うのです。

「これは、母が遺していった悲しみ」だと。

そう思う事で、泣くことも自然な事だと思えるのです。そう考え作った詩になります。

「自己紹介。」という記事に母の話も載せてあります。良かったら、お目通しください。
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