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#67 ネガティブ思考の悪循環にはまる「失敗反応」
失敗したり、怒られたとき、
どんなことを考えますか?
「なんで自分はできないんだろう」
「頑張ってきたのに、恥ずかしい」
「もうやりたくない」
つい、こんなことを考えてしまいますよね。
私もメンタルが強くないので、
ちょっとしたことで落ちこんでは、
「もうやめたい」とよく思います。
こんなとき、私たちの心は
「失敗反応」に陥りやすくなります。
失敗反応とは?
「失敗反応」は、
失敗したりネガティブな経験をしたとき、
精神的・肉体的にはまってしまう悪循環のこと。
例えば、
・ミスをしたとき、
「みんなはうまくできてるのに、
自分だけできない」と感じてしまう
・落ちこんでドカ食いしたり、お酒に溺れる
・「また挑戦しよう!」と頑張ろうとしても、
「そんなことしてどうなるの?」
「どうせ無理じゃない?」と考えてしまう
こんなメンタルに陥ってしまうのが
「失敗反応」です。
きっと、誰しも経験がありますよね。
私たちの脳は、
そもそもポジティブなことよりも、
ネガティブなことに目を向けやすく
できています。
そのため、ネガティブな感情に
支配されやすいのです。
失敗反応の悪循環
失敗反応の1番のデメリットは、
目標を諦めてしまったり、
人と関わる気がなくなって、
自分の殻に閉じこもってしまうことです。
怒られて傷つくと、
「もうこのことは考えたくない」
と思いますよね。
怒った人とも、
しばらく距離を置きたくなります。
すると、
「この仕事も人間関係も、別に重要じゃない」
と自分に言い聞かせるようになります。
そうするうちに、
モチベーションも希望もなくなって、
諦めやすくなってしまうのです。
「別に重要じゃない」と思うのは、
いっときは楽になりますが、
ずっとしてしまうと、「失敗反応」から
抜け出せなくなってしまいます。
つらい理由を考える
でも、つらいときでも失敗反応から
抜け出す方法はあります。
それは、
✅「なんでつらいのか?」を考えること
です。
「なんで今、こんなにつらいんだろう」
と考えていくと、
「目標をやり遂げられなかったから」
「尊敬する人に認められなかったから」
など、つらい理由が見つかるでしょう。
すると、
「自分がなにを大切にしてるのか」
に気づけるようになります。
大切にしてることが分かれば、
失敗した原因も、
「これからどうすればいいか」の具体案も、
考えられるようになりますよね。
こうして考え方を変えると、
ネガティブな感情から注意がそれて、
前向きな感情へ注意が向くようになります。
もちろん、
傷ついてるときに自分と向き合うのは、
つらいことです。
どうしても向き合えないときもあるでしょう。
そんなときは、
一旦つらいことから離れて、
少し楽になってきてから考えるのも、
ひとつの手です。
✔︎ ネガティブになると、
失敗反応の悪循環にはまりやすい
これを頭に入れておいて、
できそうなときに「つらい理由」を
考えてみてください。
そうして、
だんだん「失敗反応」の悪循環から
抜け出しましょう。
まとめ
私たちの脳は、
ネガティブな感情に目を向けやすく
できてるので、
「失敗反応」の悪循環にはまりがちです。
そんなときは、
✅ つらい理由を考える
ようにしてみてください。
すると、自分の大切なものに気づけて、
前向きに考えられるようになります。
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