故郷広島のお好み焼きの魅力
1:お好み焼きと私
高校生の時は、宅配などでお好み焼きを月に一度は食べていた。
しかし、大学生になって関西に住み始めたということもあり、近くにちょうどいいお好み焼き屋さんがないこともあり、一年に一度も食べなくなってしまった。
今回、久しぶりに食べることが出来て、本当に美味しすぎて感動した。
広島お好み焼きのルーツ
広島のお好み焼きがよくわかるサイト(http://okonomi-ichibanchi.net/hiroshima_culture/index.html)
(以下、HPから引用)
駄菓子屋さんで提供していた子供のおやつ程度だった粉もん料理「一銭洋食」が、戦争直後に支援物資として入ってきた小麦粉に、手に入りやすい具材を載せて焼いたものに進化したのが、 「広島お好み焼き」の起源だそうです。
戦後、お好み焼きは子供のおやつから、空腹を満たす食事に変化したのです。その頃から、お好み焼き屋さんを専業として、商売をされる方が増えていったそうです。
また、当時のお好み焼き屋さんに「○○ちゃん」という屋号が多かったのは、別れ別れになった家族に、居場所をわかりやすくする意味もあったという説もあるようです。
広島のお好み焼きの特徴
(以下、HPから引用)
広島お好み焼きは、世界各地にある巻物料理、挟みもの料理(タコスや春巻き、春餅等)のひとつです。
小麦粉を薄く焼きその上にキャベツ、もやし、豚肉、天かすを載せ、各店舗独特の調味料で味付けて片面を焼き上げます。
それを、そばやうどんを炒めた上に載せ、別に焼いた卵の上に載せてひっくり返しします。最後に、お好みソース、青のり、ゴマをトッピングすれば完成。
広島お好み焼きの大きな特徴は、素材を活かす為の重ね焼き。
キャベツの甘味と食感、香ばしく焼けた豚肉と卵の風味、中には麺類が入り、幾層にもなった食材の味と食感を楽しめます。
関西焼きやもんじゃ焼きとの違いは、重なった食材の特徴を最後まで感じる点です。
私が今回食べたお好み焼きは、
豚肉 細麺 キャベツ もやし いか天 目玉焼き このお店の場合 のり
が入っていた。
18年間沢山のお好み焼きを食べてきても、粗い黒いのりがお好み焼きのうえに載っているのは初めてだった。
私的推しポイント2つ
1つ目は、何といっても、キャベツの量が半端ではないのだ。
キャベツを私たちは普段の生活の中で、サラダやコールスローとして、乾いた状態で食べることが多いと思う。
キャベツは、食感を楽しむ野菜であるように思われる。
しかし、広島のお好み焼きのキャベツは水分を含んでいるので、しっとりとしている。
しかし、べちゃべちゃになっておらず、適度なキャベツの食感、サラダでは感じることが出来ないキャベツの旨味を感じることが出来る。
2つ目に、ソースだけで食べるというよりは、マヨネーズもかけると、
ソースの味が濃い感じをまろやかにしてくれるので、オススメだ。
しかし、これはあくまでも個人的な意見だ。
親戚6人で食べに行くと、一人”マヨネーズをかけない派”がいた。
この”マヨネーズをかけない派”を私は、あまり見たことがなかった。
初めて、”マヨネーズをかけない派”に出会って、驚いた。
3つ目は、栄養満点でそこまで値段も高くないうえにお腹がいっぱいになるという点だ。
私は、大学になって大阪出身の子と話した時に、カルチャーショックを覚えた記憶がある。
「お好み焼きとごはんを一緒に食べる」ということを、その子は言っていた。
それは、大阪のお好み焼きは麺が入っていなくて、おかず感覚で食べれる側面もあるという事だと思う。
広島のお好み焼きは、麺もキャベツもたっぷり入っており、夜ご飯少なめにしようと思うレベルだ。
色々言いすぎたかもしれないが、広島を訪れた際には、広島のお好み焼き屋さんを見つけた際には、是非是非食べて欲しい味だ。