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青く晴れた空 すこし濡れた物干し 冷たさに震えていた 天気予報を調べ 洗濯物を干した 目の前…
公園の芝生はパレット 黄の点が散らばって 赤の点が隙間を埋める 緑は淡く浮かんでる イチョ…
*はじめに 今年11月16日の月は藤原道長が見た望月と ほぼ同じ形らしい。 (ニュースで知りま…
イチョウの葉の緑は映えて 雑居ビルの壁は白く光る 照り返す朝の光 空の青を透明にする 突き抜…
イチョウ並木を歩けば たくさんのギンナンが 道に落ちている 雨の日であればさらに たくさん…
朝 カーテンを開けると 空は青く 晴れていた 窓を開けると冷たい空気 ベランダには冷たい風 …
*はじめに 田中一村の「枇榔樹の森」を見て 感じたことを詩にしました。 * 詩 南国の深い森の中 枇榔の樹が空を覆う 薄暗い森を枇榔の葉が スコールのように降りそそぐ 真っ青な蝶が白い花にとまり 傘をさしたように そこだけ光が射している 止むことのない雨の中でも 心にさす傘はいつもあるのだと 蝶の青さが教えてくれた 遠い南国にある枇榔の森 音のないその森の中で 真っすぐ伸びる枇榔の葉に 自らを重ねて心が安らぐのは 僕だけではないはずだ
夕暮の秋の並木道を 落ちた銀杏を気にしながら歩く 目の前には手をつなぐ若い男女 白い手と手…
晴れた空が気持ちの良い日 空気は少しひんやりと 陽ざしは母の手のようにやわらかく やさしく…
時計がなくなった。 時を刻むために必要な鳥がいなくなった。 昨日、突然に。 頭の中にあった…
夜の帳がおりて 寝静まった夜遅く キィー、キィーという鳥の鳴き声に 目が覚めた 遠くから聞…
公園のベンチで一人 冷えた景色を眺める 木々は黄から紅へと 落ち葉は土に染まる 目の前の子…
玄関に並んだ靴 エレベーターの押しボタン 耳にはめたイヤホン 流れる曲が音を消す 電車で探…
一日一日を刻みながら 秋の深まりを感じる 秋に心が浮き立つのは この陽気のせいだろう 日差しがくれる 優しさは 背中を温めてくれるけど 心の奥には届かない やるせない想いだけが いつまでも心に残る 夜の空気に秋を感じ 人の装いに 冬の近さを思う 窓を開ければ 冷えた空気と共に リンリンと響く 虫の声が聞こえる この季節に終わりが 来ないことを 明々と輝く月に祈る