詩 空の泣く日

顔を上げると、雨音が聞えた。
窓を開けて、外を眺めた。

吐く息の白さ。
肌に触れる、空気の冷たさ。
寒さで鼓動が速くなる。

雨音が地面を叩く音。
刻むリズムが心を揺らす。
憂いなどは、何処にもない。

空だって、泣く日がある。
僕だって、泣いていい。

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