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2月13日は、参観日とスープカレー。

2月13日木曜日、晴れ。

風が強すぎる。
我が家のサーキュレーターでいうと「6」ぐらいの強さの風がごうごう吹いていた。

洗濯物は間違いなく飛ばされるだろうから、風呂場と部屋の中に半分ずつ干した。部屋干しは景観を損ねるが、湿度が上がって心地よい。

いつも違う置き方なので
撮り甲斐がある

今日は次男のクラスの参観日。私の朝食はいつものように豆乳で作ったプロテインと、長男が残した耳だけのチーズトースト。急いで口に押し込むように食べてから幼稚園へ向かった。

次男のクラスの教室に入ると、次男はお着替えをしているところだった。

まず上着を脱いで、用意された上着専用のカゴに入れ、次にブレザーを脱いで自分のロッカーに掛け、カバンの中から遊び着のスモックを取り出し、それを着てボタンをとめて、鏡を見ながらシャツの襟を出して整えていた。

えっ…誰…この子…
こんなのうちの子じゃない…

次男は家では自分で服を着ようともしない。
「できるんだから、自分でやってちょうだい」と言っても、「できないもーん」「やりたくなーい」「おかあさんがやってよー」と、全裸で床に転がっているだけの4歳児だ。

まあ知ってたけど、やっぱり自分でできるんじゃん。しかも私が思った以上に、できる。

「だったら家でも自分でやれよ!!!」
と思う一方で、
「うぅ…幼稚園でこんなに頑張ってるなら家ではちょっとぐらい甘やかしてやるか…どうせすぐ大きくなるし…」
と涙腺が緩くなる自分もいる。極めて情緒不安定。
どっちも本音なのだ。

かなりの強風で、目に見えて砂が舞い踊る園庭。そのせいで外遊びは中止になり、室内で自由遊びタイム。

次男を見ていると、ひたすら折り紙にセロハンテープを貼り付けていた。何枚も何枚も切っては貼るを繰り返し、5分ほどすると「かんせーい!!」と言って見せてくれた。

「これはなんだろう?」
「これはねー、ひかるバナナをつくるためのおりがみをつくったんだよ!」

なるほど。
「光るバナナ」を、作るための折り紙を、作ったのか。

「じゃあ今からこれで、光るバナナを作るの?」
「ううん、つくらない。だってさ、もうひかるばななにみえるから!これでかんせい!」

!!
完成してた!光るバナナ完成してましたー!
ありがとうございました。
私もこれ光るバナナにしか見えません。

これで「ごちそうさま」です

いろいろと成長が見られて楽しい参観日だった。
給食は相変わらず白米と、隅っこに入った果物だけしか食べてなかったけど。ふりかけ食べられるようになったことに驚いた。

給食の匂いですっかりお腹が空いたので、帰りに寄り道してスープカレーを食べてから帰った。
年末ぐらいからずっと、ここのスープカレーが食べたかった。

キャーーー

こちらがこの店の1番人気(おそらく)「チキンレッグとたっぷり野菜のスープカレー」でございます。

大きめの野菜がごろごろと遠慮なく盛られている。
大根、にんじん、れんこん、かぼちゃ、ごぼう、なす、かぶ、パプリカ、ピーマン、キャベツ。
「たっぷり野菜」と謳うには申し分ない、というか十分すぎる量。

ワーワーーー

野菜をかき分けると、大きなチキンレッグがスープにゆったり浸かっている。スプーンでほろりと崩れるほど、柔らかくよく煮込まれている。

少し硬めに炊かれた押し麦入りのライス。
これがスープカレーによく合いますねぇ。

ヒョーーー

スープカレーの食べ方の正解が未だ分からないのだが、ライスをスープに浸して食べる、で合ってる?
分からない。札幌の人に聞けば教えてもらえるだろうか。まあ好きに食べたらいいのか。

ごっつあんです

あっという間に完飲。
育ちが良いので、骨部分は手で捕まえてしゃぶりつきました。おしぼりが用意されていたので、問題はない。

食後に自家製チャイをホットで注文すると、「マグカップと湯呑みどちらにしますか?」と聞かれたので「湯呑みでおねがいします!」と答えた。湯呑みでチャイ、素敵じゃないか。

キレ良くスパイスが効いた、美味しいチャイだった。
今さっき潰して削った新鮮なスパイスだったなぁ。

飲み終えたら湯呑みの底に「THANKS」の文字が。
ありがとうはこっちのセリフだぜ、と思いながらお会計をお願いし、PayPayで支払った。「ペイペイ!」の声が相変わらず間抜けだった。アレどうにかならんか。

席を立つと、店主さんと目が合ったので「カレーもチャイもめっちゃ美味しかったです!ごちそうさまでした!」と伝えて店を出た。

良いことはじゃんじゃん伝えていこう。褒められて嬉しくない人なんて、あんまりいないんだから。
まあ私は、褒められても素直に喜べない人間なんだけど。なんかあの、認知が歪んでるだと思う。

🖕

近所のイチョウの木が強めに剪定されていて、とても寒そうになっていた。

残された枝たちが、そこかしこに中指を立てているように見えて笑った。

私もこのイチョウみたいに生きたいな、なんて思ったりした。



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ハッカ・ナカソネ
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