思えば遠くに/連載エッセイ vol.6
※初出:知事認可・岩手県カイロプラクティック協同組合発行、「ほねっこくらぶ通信 vol.8(2001年12月)」掲載(原文ママ)。
今回は珍しく、前号の後日談から…。
(お気付きの方もいらっしゃるようですが、このコーナーは同一人物が連載させて頂いております。
ちなみに前号では、「10月は様々なイベントのお陰で、地元に入る時間が少なく、大好きな岩手の秋を楽しめないなぁ」というボヤキのエッセイを書きました。)
やっとのことで帰ってきたわたしを迎え入れてくれた岩手は、予想通り変わり果てた姿になっておりました。
何と言っても寒い。
吐く息は白いし、木枯らしは吹いてるし、岩手山には雪が積もるしで、思わず灯油を買いに走ってしまいました。
嗚呼、あの清清しい早秋の日々に戻りたいとは思っても、もはや後の祭り。1番いい時期に仕事とはいえ岩手を長期間離れたわたしが悪いのでございます。
解ってはいるのだけれど、田舎に残した恋人に振られてしまったような、切ない気持ちになりました…。
さて今回の「遠征」でも色々な所へ行かせてもらいました。
山形では「まなびピア」を通して今後の活動の基盤作りをして(名物の日本そばを時間がないために食べられなかった…)、神戸では「国際シンポジウム」にてDr.スウィニーに手を挙げて直接質問(その前日に泊まったホテルで恐怖体験をしてしまった…)、岡山では全米で有数のカイロ教育者のDr.アダムスの集中講義を受ける(この頃には頭の中に♪ランランララランランランという「ナウシカ」のテーマが…)など盛り沢山でございました。
患者さんにはよく「あちこち行ってタフだねぇ」と感心される(呆れられる)のですが、今回ばかりはさすがに自分でも、乗り切った自分に拍手です。
パチパチ。
「思えば遠くに来たもんだ」とはよく言ったもので、確かにしんどい時もあるけれど、やりきってしまうとそれが妙な自信となってまた自分を駆り立てる。
この仕事における、患者さんとの日々のやりとりとはまた別の魅力といえるのではないでしょうか。
そんなこんなとしているうちに、12月にはいよいよアメリカ研修が控えております。
お土産話に期待しながら、飛行機が墜ちないように祈っていてください。
それではまた。
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