神戸 再度山大龍寺 近畿36不動尊巡礼
1月30日。
この日は休みだったので、近畿36不動尊霊場めぐりに行っておりました。
「近畿36不動尊霊場」とは…
その名の通り、近畿2府4県にある、36か寺の「お不動さん(不動明王)」にお参りする、というものです。
第一番・四天王寺から始まり…
結願(最後のお寺)は、高野山の南院です。
この日訪れたのは、神戸2か寺、高槻1か寺です。
1月30日といえば、まだまだ寒波の余波がありました。
神戸の2か寺は、山の方にあるので、雪の不安はありましたが…
「まぁ行けるとこまで行ってみよう」
と夫が言うので、まずは第9番札所の大龍寺へと向かいました。
大龍寺は、兵庫県神戸市にあります。
地図で見ると、海に近い場所ではありますが…
実際は、「けっこう山の中」になります。
神戸は、山と海が非常に近いのです。
異人館が立ち並ぶ、異国情緒たっぷりの元町を通り抜け、山道へ。
六甲山の西寄り、神戸元町の北に再度山は位置します。
「おお、市街地より、山道の方が良いなぁ」
などと、私はのんきなことを言っておりましたが。
次第に高くなる標高。
周囲に見える、白い雪。
「雪…あるやん…」
そうです。
1月25日に、日本列島を襲った寒波。
それによって降ったであろう雪が、ところどころに残っていたのです。
山道の、陽の当らない場所では、道路に雪が固まった状態で残っていました。
軽自動車を運転する夫は、
「滑ってる…」
と、冷静につぶやいておりました。
いや待て。
これ以上進んだら、自信がないわ…♪
とか、中森明菜の「禁区」を歌っている場合ではなく。
本当に危なかったです。
ノーマルタイヤで、冬に行くところではない。
戻りたい戻れない…
いやいや。
とはいえ、どうにか大龍寺に到着しました。
車を停めると、朱塗りの大きな山門があります。
足元は、もちろん雪。
足元に注意しながら、山門をくぐり…
108段の石段を上りました。
※寒すぎたため、大龍寺の写真は撮れませんでした。
あしからず。
ともかくも、無事にお不動さんにお参りすることができました。
ε-(´∀`*)ホッ
御朱印をいただく「納経所」は、本堂脇から少し下がった建物「霊明殿」にありました。
霊明殿は、コンクリートの立派な建物です。
訪れると、「まぁお上がりください」と、丁重に案内してくださいました。
霊明殿には椅子が並べられ、御朱印をいただく間に待つことができます。
この日は、「まぁどうぞ」と、温かい「椎茸茶」を振舞っていただきました。
この椎茸茶が、とんでもなく美味しかったのです。
お茶というか、上等のお吸い物をいただいている感じでして。
ありがたくいただきました。
身も心も、ほっこり温まりました。
そういえば。
霊明殿を入ったところに、お土産物などが並べられていました。
その中に、「岩合光昭 日本ねこ歩き」の写真集がありました。
※岩合光昭さんといえば、猫好きの間では有名な「猫」カメラマンです。
なぜ、こちらのお寺に「日本ねこ歩き」が?
と思いながら、パラパラとページをめくってみると…
ピラミッド状に積み上げられたお地蔵さんの間から、ひょっこり顔を出すキジトラさんの写真がありました。
このお地蔵さんは…
さっき見たな…
写真をよく見ると「兵庫県神戸市」と書かれている。
「こちらの写真、ひょっとして参道のお地蔵さんですか?」
と、お寺の方に聞くと。
「はい、そうです。ピラミッドの、あのお地蔵さんです」
とのことでした。
うわあ、岩合さん、こちらで写真撮ってたのか。
丁重に見送っていただき、霊明殿を出ると…
よく見ると、境内のあちこちに猫さんがいました。
どの猫さんも、ムチムチと立派な体格で…
大事にされているんだろうな、と感じました。
椎茸茶…
猫様…
雪道では心細い思いをしましたが、お参りして良かったです。
さて。
次は若王山 無動寺へと向かいます♪
大龍寺公式HPはこちら
カメラを持って行っていたにも関わらず、寒すぎてバッグから出せませんでした。
詳細は公式HPをご覧ください。
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