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「もう1人のGLAY」ドラマー・TOSHI NAGAIさんが「サポート」する理由

6月7日は、GLAYのサポート・ドラムのTOSHIこと永井利光さん58回目のお誕生日です!おめでとうございます。

はじまりのうたこです。
「アクセス」や「スキ」ありがとうございます。

今回は「サポート」について考えます。
(まだ見ぬnoteサポート機能も気になります。徐々に変化をつけたいです)

【ドラマー・TOSHI NAGAIとは?】

私のnoteでは毎日、大好きなGLAYとラジオのことを書いている。
TOSHIさんはGLAYのサポートドラムでご存知の方も多い。今年ドラマー歴38年。まずは公式プロフィールを35周年プロジェクトHPから改めて。

【永井利光(TOSHI NAGAI)1964年都城市一万城町に生まれる。
小学校では鼓笛隊、中学、高校とブラスバンドでドラムを担当。
19歳でプロデビュー。海援隊解散後の武田鉄矢のバックバンド。後に西城秀樹のサポートドラマーとなる。1989年氷室京介のサポートドラマーとして活動開始。1995年GLAYのサポートドラマーとして活動開始。主に、GLAYや氷室京介のサポートドラマーとして活動している。
氷室京介・GLAY等のサポートを長年続けるドラマーTOSHIこと永井利光、そのほか、西城秀樹、EXILE TAKAHIROなど、多数アーティストのライブ、レコーディングに参加。一方で、音楽スクール等でドラムクリニックを行い未来のドラマーの育成に貢献している。
2010年以降、宮崎・東北共にがんばろう!チャリティーライブなど精力的に慈善活動も行っている。2019年にプロドラマーとして35周年を迎える。】

https://toshinagai35.jp/#cont_03

1995年「SPEED POP STANDING GIG」ツアーから約27年GLAYのサポートドラムなので、実質5人目のメンバーといっても過言ではない。アイコンからも分かるスヌーピー愛と手品が好きな一面も。

つい先日の2022年6月4日にはSpotify O-EASTにて「TOSHI NAGAI 35th PROJECTS”GO DREAM.GO OVER.”ver.40~TOSHI誕生祭特別篇~」を開催。

GLAYからHISASHIさんをはじめ、氣志團から綾小路翔さんと星グランマニエさん(急きょ参加)、全力エンターテイメントガールズバンドGacharic Spinも出演。

古くからGLAYとTOSHIさんと親交のあるミュージシャン・TOKIさん(C4/STEALTH)のツイッターやりとりからも当日の楽しそうな様子が伝わってくる。

ライブの手品で何があったのか…(笑)余談だがこのツイッター(TOSHIさんの手品について触れた)主C4/STEALTH・TOKIさんの書く文章は面白いと定評がありGLAY公式で書籍化もされた。


【ドラムが印象的なGLAY代表曲「誘惑」】

GLAYの「誘惑」をバンドなどでコピーした方は多いのではないだろうか(私も憧れて、ドラムではないが友人と小さなバンドの経験がある1人)

TOSHIさんは後輩ミュージシャンや、未来のドラマーに教える活動も。また教則DVDで「誘惑」のドラム演奏コツを伝授(※該当箇所から再生に設定済)
「TOSHI NAGAI ロック・ドラム・マスター(ドラム教則Digest)」

初心者でも分かりやすいので、動画を観てから「誘惑」を聴くと深い。
今回は「GLAY 15th Anniversary Special 2009 THE GREAT VACATION VOL.1~SUPER BEST OF GLAY~“MEET & GREET VACATION”」から「誘惑」の映像を。
今から丸13年前の今日、横浜・みなとみらい 日本丸メモリアルパークにてフリーライブが開催された(GLAYはキャリアがあるのにフリーライブを時々開催するのが凄い)


【「TOSHIさん、最高!」サポートする理由も】

「最高」としたのは、GLAYのライブ中のMCでTOSHIさん本人が一言「GLAY最高!」と言うのが定番になっているからだ(個人的にはTOSHIさんもメンバーだと勝手に思っている)

GLAY以外にもサポートドラムの活動をしているTOSHIさん。過去に「TOSHI祭り!BUZZ☆DRUM~30th Anniversary & Birthday~Produced by GLAY」を開催。そのインタビュー(2014年5月)で、キャリアをスタートした当時のことを振り返っていた。

【TOSHI:一番最初はやっぱり、武田鉄矢さんだね。バンドをやりたくて宮崎から東京に出て来たんだけど、ギターリストをしている同郷の先輩がいて、その人が武田鉄矢さんのバックバンドをやっていたんですよ。それで、その先輩の家に挨拶に行ってる時に、「ドラマーのスケジュールの都合がつかない」と電話が鳴ったの。まだ俺は上京して2か月の19歳。仕送りをしてもらっていて、バイトやろうか?とまだ迷っていて、東京にも慣れてない時だった。 
TAKURO:高校卒業して出て来た、ということは、まだ6月ぐらいですか? 
TOSHI:そう、それで、先輩がいきなり個人練習の予約を電話で取ってくれて、「とりあえずスタジオ行こう」と車で連れて行かれて。当時桑田(佳祐)さんのソロをプロデュースしているような、すごい人だったんだよ。それで、「この(ギターの)カッティングに付けて叩いて」と言われて、何種類かセッションをしたの。「それだけ叩ければ大丈夫かな? まだまだダメだけどね」と言われて、とりあえずもう、仕事をもらっちゃった(笑)
TAKURO:免許を取ってすぐベンツに乗る、みたいな感じですね(笑)
TOSHI:免許すら取れてないかもしれない(笑)
TAKURO:仮免で車を買っちゃったみたいな感じ?
TOSHI:そうそう(笑)。その先輩がバンマスだったから、独断で「この子は大丈夫だから」と入れてしまったわけだよね。海援隊はもう解散していたから、武田さんのソロだったんだけど、いきなり40、50本の全国ツアーで。当時のバンドメンバーは俺のすぐ上が35歳ぐらいで、もっと上は50近い人までいた。俺は、ちょうどマッチ(近藤真彦)と同い年なので、武田さん的には生徒みたいな感じだったのかも(笑)。】

http://www.toshi-nagai.net/gallery_top.html

TAKUROさんの「仮免で車買っちゃった」例えが分かりやすくて流石。
詳しくは、ドラマー永井利光・自叙伝「夢の途中に」でも語っている。

著書発売当時のWEBインタビューでは、

【永井:俺より上手い方とか、俺より音楽的に素晴らしいドラムを叩く方もたくさんいると思うし。俺がここまで来れたのは出会いで繋がったから、というしかないですね。】

【永井:本にも書いたように、小学校で鼓笛隊に抜擢された時ですね。その時は、日頃からドラムや小太鼓を兄貴の見よう見まねでやっていたから、同級生よりも上手く叩けて抜擢されることができました。
この「何かが起きて困っているところに自分が指名されて入り、満足のいく仕事をする」という流れが、その後の人生でも全てに起こっていて。
さらに、タイミングが訪れる時は、自分の中での下積みがちゃんとできあがっている状態なんです。高校生の時に毎日7時間練習をして基礎ができていたので、武田鉄矢さんのサポートに抜擢されてもすぐ仕事をすることができた。次に抜擢されたのは氷室さんのサポートですが、それまでの間に、奈良敏博さん、川上シゲさん、岡野ハジメさん、鈴木正美さん……日本のロックを作り上げてきた最高のベーシスト達とセッションしているんです。
いくら練習するよりも、すごい先輩とステージに一緒に立つことが一番身につく。だから氷室さんにもバッチリ気に入ってもらうことができたんだと思います。その後のGLAYもそうです。逆に、そういった下積みができていないと、抜擢されるためのきっかけ自体も訪れないんですよね。】

【永井:もしどこかのバンドメンバーになっていたら、俺の性格だとバンドの名前や知名度にあぐらをかいてしまったかもしれない。サポートミュージシャンは、次のタイミングで他の人が選ばれる可能性が99%。長く一緒にやらせてもらっているGLAYだって、いつ別のドラマーになったって全然問題ないわけです。そんなシビアな状況の中で、残りの1%に期待を寄せずにいつも崖っぷちにいようと。だからGLAYともサポートとして、良い距離感でずっと付き合えていますし、いつ崖から落ちてもいいように、いろんな技術を身につけてきました。自分をここまで高めることができたのは、サポートという立ち位置だったからこそかもしれません。】

https://realsound.jp/2017/04/post-12015.html

私は以前TOSHIさんのジャズライブに参加したことがある(CDも購入してサインがスヌーピー風だった)間近でドラムソロ何十分という熱演は忘れられないし、並大抵の体力ではない。
著書のサイン会でも優しく対応してくださった。そういう人柄もサポート活動を続けるコツなのだろう。今後もTOSHIさんのドラムを聴けるのが楽しみだ。

サポート・応援することは、誰かの力になる。時にお互いが成長し合える。私はnoteを始めた頃に更新した記事で「スキ」を「夢」と表現したが、今ここにアクセスで繋がる「あなた」のお陰で毎日連続更新をして今回で40回目を達成することができた。

今までは記事を更新することやnoteを知ることが目標だった。今度は私も誰かの「夢」を応援しながら、自分もnoteを始めた理由や目的に向かって前進したい。皆が支えあっていくことで明日へのモチベーションになると改めて感じた。

<追記>
2か月目の徐々に慣れてきたnote体験ドキュメントも是非。



ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
それでは、またここであいましょう。

第40話【「もう1人のGLAY」ドラマー・TOSHI NAGAIさんが「サポート」する理由】

<おまけ>
ほかにもGLAYやラジオ(コミュニティFM含む)について書いています。もしお時間ありましたら。