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GLAYの隠れた名曲「LET ME BE」を私なりに探究してみた。

7月5日は、2009年にGLAYの「LET ME BE」がドキュメンタリー映画「イサム・カタヤマ=アルチザナル・ライフ」の主題歌に決定と発表された日です!(公開は7月25日から)

はじまりのうたこ(まりうた)です。
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私のnoteでは毎回GLAYとラジオ(特にコミュニティFM)を語っています。
今回は「GLAYの隠れた名曲」についてお話しします。
(さっきWBSで防災ラジオの特集があったので改めて書きます)

【映画「イサム・カタヤマ=アルチザナル・ライフ」とは?】

冒頭で触れた映画「イサム・カタヤマ=アルチザナル・ライフ」。アルチザナルとは、フランス語で「職人の市場」という意味。
当時のレビュー記事がGLAY公式HPに残っていたので要約する。

・2009年7月25日から渋谷シネマライズでレイトショー公開。
・サウンドトラックはAUDIO 2 AUDIO(HISASHI&TAKURO)が担当。
・世界的に有名なレザー・ブランド「BLACKLASH」のオーナー兼デザイナーの片山勇のドキュメンタリー。音楽ドキュメンタリーを数多く手がける監督の牧野耕一は、一切の妥協を許さない職人・片山に1年以上密着し、片山がレザー・ファッション界に進むきっかけとなった父親との関係、ブランドに対する熱い想いなどに迫る。

https://www.glay.co.jp/news/list/4/65/?page=2

映画のインタビュー掲載サイトに片山勇さんプロフィールが載っていた。

【片山勇 1965年広島生まれ。レザーブランド「BACKLASH」主宰。手染めや複雑な加工を施されたレザーウェアは芸術品とも言われ、MADE IN JAPANのレザーとして、世界各地の一流ショップのバイヤーたちから注目されている。デイビッド・ベッカムやOasisのリアム・ギャラガーも片山ブランドを身にまとう1人。数多くのアーティストやミュージシャンたちの熱烈な支持を集める、伝説のカリスマ・デザイナー】

https://www.cinra.net/article/interview-2009-07-28-000000-php

矢沢永吉さんも着用するブランド。

今日は世界の大谷翔平選手やコミュニティFMが制度化された年に生まれたSnow Manの佐久間大介さんのお誕生日でもある(祝・各界の大スターが生まれた日)

世界のファッション業界で活躍している物語、とても興味深い。
GLAY公式サイトに残っていた舞台挨拶のレポートを抜粋する。

(HSMSレポートより)
【会場のCINEMA RISEには9時前からBACKLASHファンが詰めかけていた。(中略)大きな拍手の中、牧野耕一監督、東京スカパラダイスオーケストラの谷中敦氏、この映画の“主役”片山勇氏、TAKURO、HISASHIの順で登壇、一人ずつ舞台挨拶に集まった観客に挨拶をする】

【TAKUROは「谷中さんに紹介されて以来、片山さんとは10年来の付き合いになりますが、いろいろと学ばせてもらっています。大切な人のプレゼントにはBACKLASHに行って、選ばせてもらっています。」と挨拶。片山さんと初めて会ったのは青山のクラブというHISASHIは「今回はGLAYと違って絵に音をつけるという仕事なので緊張感がありましたが、やっているうちに片山さんの人生に音楽をつけるような気持ちになり、余計に緊張してしまい、バックラッシュの服を着てスタジオでずっと悩んでました。」と制作時のエピソードを披露】

【牧野監督からはAUDIO 2 AUDIOについて「今までたくさんの映画を観てきましたが、サウンドトラックを超えたサウンドトラックになっています。そこにもぜひ注目してください。」とこれから映画を観る人たちに向けてのメッセージが語られた。】

【午後9時40分、舞台挨拶は終了。「かっこいい男に、そしてカッコイイ女になるための映画」「男の友情が詰まった映画」『イサム・カタヤマ=アルチザナル・ライフ』の第1回上映が始まった…】

https://www.glay.co.jp/news/list/4/65/?page=2

別の日のトークショーにTERUさんが登壇したWEB記事が残っていた(レザーが映える髪色と髪型)インタビューでは主題歌「LET ME BE」についてこう語る。

【片山さんの人生をなぞるような歌。男として戦ってきた人の内なる声を歌えたような気がする。ちょっとした見た目では感じられない、心の優しさを伝えられたかな。映画とともにこの歌も成長していけたら】

https://www.oricon.co.jp/news/68202/full/


【GLAY「LET ME BE」とは?】

冒頭で書いた映画のために書き下ろしたタイアップもあるが、それ以上に楽曲自体がとても人気(映画を観たらまた違った感情も芽生えそう)

最初は2009年10月21日発売のベストアルバム「THE GREAT VACATION VOL.2 ~SUPER BEST OF GLAY~」に新曲として収録。発売前のライブではエンドロールに使用され「この素敵な曲は何?!」と感動を誘った。

以前の記事で書いたいわゆる「黒ベスト」に対し「白ベスト」は、収録楽曲がTHE GLAYのDISC1と2に加えてDISC3が新曲(このアルバムについてはまた改めて)

上記「白ベスト」含めてCDや配信やバージョン違い(ライブ音源)含めて合計6つの作品が。

・上記ベストアルバム「THE GREAT VACATION VOL.2 ~SUPER BEST OF GLAY~」
・GLAY13枚目アルバム「MUSIC LIFE」DISC2ファン投票ベスト「BALLADE BEST☆MELODIES」
・コンセプトベスト「rare collectives vol.4」収録「LET ME BE(RATW ver)」
・2ndデジタルシングル「LET ME BE(THE GREAT VACATION at makuhari messe)」
・コンセプトベスト「rare collectives vol.3」収録「LET ME BE(THE GREAT VACATION at makuhari messe)」
・ベストアルバム「REVIEWⅡ~BEST OF GLAY~」DISC3-HISASHI SELECT-「LET ME BE (STUDIO LIVE ギター爆盛ミックス!)」

GLAY「LET ME BE」収録CD(配信)

あまり知られていないアルバム曲。ライブで何故か涙がとまらなくなる名曲(だからライブverがCD音源として残るのだろうか)

私のnote最初の記事でも書いたが、このご時世になる前の最後のライブ「GLAY ARENA TOUR 2019-2020 DEMOCRACY 25TH HOTEL GLAY THE SUITE ROOM」ツアーの初日verセットリストで久々歌われた。
(GLAYは同じ場所で2日間あるライブの場合、セットリスト違うことが多い)


【歌詞の主人公はどうなった?】

「LET ME BE」色んな訳し方があるようだ。
歌詞の内容は、片思い(失恋?別れた?)相手の幸せを祈る曲。前半では「夢」を追う1人の前に決断の壁が。

【Let's stay forever 判ってくれなくてもいいさ
 ただもう少し夢の欠片を 追いかけていたい】

GLAY「LET ME BE」歌詞抜粋

なげやりに諦めているけれど、本音は違った。

【l'll be back,I swear バスは暗闇を走る
毎日違う場所で見上げる 月に君を想う
You were my treasure 返事はくれなくてもいいよ
だけど最後に伝えたいんだ これはさよならじゃない】

GLAY「LET ME BE」歌詞抜粋

別れのシーンと思われるのに未練が感じられる。「夢」のための別れ、相手への想いが強すぎるのか。難しい選択をした主人公。

【いつかこれからを 預けられるよな
誰か現れて 心寄せたなら
俺のことはもう 忘れていいから
その目の前の 幸せ話さないでいて】

GLAY「LET ME BE」歌詞抜粋

全部が女々しくて切ないけれど、TERUさんが歌うことで一筋の光(未来へ歩む希望)のように感じる。特にこのラストの部分。

【LET ME BE かけがえのない 君からの手紙を読めば
LET ME BE 流れる汗 涙の痕を隠して】

【LET ME BE 何も持たない 俺からの贈り物は
 LET ME BE いつの日にか 愛の歌届けに行くよ】

GLAY「LET ME BE」歌詞抜粋

「夢」を追うバスに乗った相手は、別れなければならなかった相手に「またね」の約束がしたかった。「きっと結果を出して愛の歌を届けに行くから、そうなるように頑張るから」という決意のようにも思える。

この楽曲の主人公は遠距離恋愛を選ばなかったけど、歌詞から様々なシーンに当てはめて感情移入できると思う。
GLAYのライブでは、TERUさんが私たちファンへ「愛の歌を届ける」心のこもったメッセージが会場中に響くから揺さぶられる。

「あなた」は、どう感じるだろう?


【LET ME BE(Live Ver. 2009-2010 at makuhari messe)】

今回の動画は公式youtubeにある2009年12月31日に収録された「GLAY ARENA TOUR 2009 THE GREAT VACATION」ライブMV。なんと8分。
前半はTERUさんがしっとり艶やかに歌い、後半のバンドメンバーが入ることで壮大なロックバラードに。


ここまで、ありがとうございました!
それでは、またここであいましょう。

第65話【GLAYの隠れた名曲「LET ME BE」を私なりに探究してみた。】

<おまけ>
私がnoteを始めた理由でもあるので、今年の4月29日からGLAYとラジオ(市町村単位のコミュニティFMも含む)について書いています。
もしお時間ありましたら。

全国に約340局ある「コミュニティラジオ」の大切さについて、他にも色々と書きました(きっと災害時などに役立つはずなので、普段から「あなた」の地域のコミュニティFMを)