#更年期障害

更年期障がいになるかどうか予測はできるのか?

答え、できません。 でも、更年期障がいになるリスクはわかっています。  *ここで、ちょっと復習 【更年期】ー閉経の前後5年間、約10年間をいいます。女性の場合誰でも必ず訪れます 【更年期症状】ー更年期に起きる心身の変化・不調を指します。8~9割の女性に何らかの症状が出ると言われています。 【更年期障がい】ー他の病気による症状ではない症状により生活に支障をきたしているもの、病気です、約3割の女性が更年期障害になると言われています。 残念ながら、更年期に関する科学的な

更年期と気づかず、2年間の流浪ドクターショッピングの果てに

更年期の症状は、たくさんあって自分では更年期症状と気づかないことがあります。 実に2年間もあちらこちらの診療科を受診して、良くならず「もしかして更年期?」と思ってハイジアの相談サービスをご利用してくれた方がいました。 まず、肩こり 整形外科受診 → 理学療法を受ける 脳外科受診 → 痛み止め処方 婦人科受診 → 更年期障害とは言われず未治療         (更年期障害をあまりみないクリニックだった) そのうち、眠れなくなり 心療内科 →  眠れるお薬 精神安定

なぜ更年期になるのか?

なぜ更年期が来るのか? それは、女性ホルモンが減少し、やがてその量がゼロにはならないけれど、10分の1までに減るから。 なぜ女性ホルモンが減少するのか? 卵巣内の原始卵胞が減って排卵しなくなり女性ホルモンがつくられなくなるから。 なぜ卵子が減るのか? 生まれ持った卵子の数は、時間の経過とともに減ってしまい増えることはないから また、卵子は日に日に老化していくから。 *日本中の女性を戦慄させた河合蘭さんの「卵子老化の真実」を思い出す方  もいるかもしれません。この

更年期、辛かったら我慢せず、受診をしましょう!

女性は我慢することが多いですネ! 月経痛(のうえに仕事、家事、育児、介護、社会貢献すること) 陣痛(痛いのが当たり前と言われ、何時間も耐える) 更年期症状(辛さを理解されず仕事、家事、育児、介護、社会貢献すること) 月経前の気分の変動や産後うつ、更年期のうつ などなど これらのことは、なす術がない時は、我慢するしかなかったのかもしれません。 でも今は、対処法や治療法があります。 癌の痛みや手術後の痛みにだってきちんと対処できる時代です。 本当はそれらを普通に

更年期、メリハリつけて、休むこと

今、改めて考えてみると、更年期世代にメリハリつけてと言うのは、無理かも知れない。 「メリハリ」というのは、ぱっと動いて、ぱっと休むというイメージだけど、この「ぱっ」が難しいですよね。 自分を振り返れば、何かしようとしても、だるさややる気が起きない・・などでなかなか動き出せず、ようやく動いても更年期前のようにぱっぱっとは、動けませんでした。 そのあたりを自覚して無駄のない、無理をしない生活を送ることこそ必要なのかもしれません。 お勧めは、更年期に入る前に自分の家事や仕事

更年期の症状が辛くて、仕事を辞める人も多いのですが

更年期の症状には、いろいろな症状があります。 症状があっても平気・・という方もいますが、自分に現れている症状で日常生活に支障をきたす状態だと更年期障害といいます。 日常生活に支障をきたす状態であれば、仕事にも影響を与えます。 あるいは仕事はなんとかいつも通りにしているけど、それ以上頑張るのはしんどくて普段の生活がままならないこともあるでしょう。 更年期の世代では、仕事上の責任も重くなってきて、その割には体力・記憶力・意欲が落ちてきて、仕事をするだけで精一杯ということも

更年期の始まりは、ウェストから

エストロゲンが減少すると、ウェストがなくなります。 気がつけば、おなかもポッコリと出てしまいます。 合わせて体重も一気に増加 そして減らそうとしても減らない・・ そんなことが起きてきたら、更年期の始まりと思ってください、 健康診断で腹囲を測定しますが、昨年の値に比べて誤差範囲を超えて増えてくる時期があります。 私は、一気に10㎝増えたことがあります。 翌年はマイナス5㎝だったので、その前の年は目盛りの見間違えではなかったかと疑っています。(真実はわかりません・・

更年期、閉経したら進化形

更年期とか、閉経とか、ネガティブな印象だけど次のグレードにアップしたと思いましょう。 今や、人生100年 平均閉経年齢の50歳は、まだ人生の半分 歳をとったのではなく、歳を重ねている途中経過 積み重なった歳なりに得た知識や経験があると信じましょう。 卵巣は、閉経を迎えると生殖機能を失い、やがて萎縮して小さくなってしまいます。 妊娠は、生物としての役割の一つですが、今の世の中、妊娠したが故に苦悩を背負うことがあります。 就活中に妊娠し、一人で出産してその我が子を殺

更年期、肩こりがひどいのです

更年期症状の中で、一番多く感じるのは、肩こり、腰痛、手足の痛み 講義や講演でこの話をすると「あれ?」という表情をする方がいます。 「私は若い時から肩こりがあるけど・・」と思っている方もいると思いますが、というと先程の方たちがうなづきます。 「私も若い時から肩こりがあったのですが、更年期の肩こりは別物 背中に鋼でも入っているのかと思うほどガチガチになります。」 と、話すと、今度は先程と違った方たちが頷きます。 私はガチガチで辛くて、裁ち鋏の柄のほうでガンガン肩を叩い

あの時、母は更年期だったんだ!

自分が更年期の症状で辛い思いをして、母のあの時は「コレ」だったのかとわかります。 あの時、母は「更年期だから」とは言わなかったし、親子で戸惑っていた感じ。 看護学校や看護大学の学生に講義をしていますが、その感想にも、母親が更年期が理由で不調だったのかと、講義を聞いてようやくわかった・・と、書いてくることが多いのです。 おそらく母親自身も更年期からくる不調だと気がついていない場合もあると思います。 日本には、更年期の体験を子供に伝える文化は、まだあまりないですね。 女

更年期、ドキドキして眠れない

この時の動悸は、恋をしてドキドキとか、スリルな映画を見てドキドキとかとは違って、更年期の自律神経のアンバランスからくるものです。 夢も希望もない言いかたですが・・・ 自律神経は、心臓の拍動の調整をしています。 交感神経が優位なときは、ドキドキと 副交感神経が優位なときは、ゆっくりと 眠る時は、副交感神経が優位になりますから、本来な寝るときは副交感神経が優位なんですね。 ところが、更年期になると交感神経が優位になってしまうことが多く、寝るときもドキドキとしてしまうこ

更年期におけるホルモン補充療法の薬には、飲み薬・貼り薬・塗り薬があります

更年期障害の治療薬、ホルモン補充療法の薬は、飲み薬だけではありません。 貼り薬、塗り薬があります。 それぞれ特徴があります。 今は、血栓症を起こす可能性が少ない皮膚から吸収させる貼り薬や塗り薬をファーストチョィスする医師が多いようです。 性ホルモンの外用剤(貼り薬・塗り薬) 「経皮吸収」 と呼ばれていますが、貼り薬や塗り薬にしますと、皮下の血管から性ホルモンが血液に入り、血中濃度が上昇します。この方法ですと、補充した性ホルモンが身体を巡り、各部へ作用した後に肝臓で分解

更年期、母が辛そうだったから私も辛い?

母の更年期症状が、ひどくて自分も同じようになるのではと不安を持っている女性が結構います。 ハイジアの講座を受講される方に受講の動機をお聞きすると、母が更年期がひどかったので自分も予防ができれば今から予防したいと思って聞きに来ました、と話される方がいます。 このように話される方が1回の講座でお一人位いらっしゃいます。 更年期症状が強く日常生活に支障きたす状態を更年期障害と言いますが、一般的には更年期障害は遺伝すると言われてはいません。 ただ母親と体質は似るので、同じよう

更年期、自分の身体が自分でもわからない、医師もわからない!

自分でもわからない? そんな訳ないしょ!(北海道弁) と、思われるかもしれませんが本当なんです。 以前なら、何か不調があっても、その原因は大体は見当がつきました。 疲れたからだ 風邪気味だったな 激しい運動したからだ 食べすぎた 飲み過ぎた 寝不足だ 原因がわかれば、どうすれば良いかもわかります。 ストレス解消しよう 風邪を早く治そう 筋肉痛だから湿布しよう 胃を休ませよう この次から飲み過ぎに注意しよう 早く寝よう などなど ところが、更