更年期、自分の身体が自分でもわからない、医師もわからない!
自分でもわからない?
そんな訳ないしょ!(北海道弁)
と、思われるかもしれませんが本当なんです。
以前なら、何か不調があっても、その原因は大体は見当がつきました。
疲れたからだ
風邪気味だったな
激しい運動したからだ
食べすぎた
飲み過ぎた
寝不足だ
原因がわかれば、どうすれば良いかもわかります。
ストレス解消しよう
風邪を早く治そう
筋肉痛だから湿布しよう
胃を休ませよう
この次から飲み過ぎに注意しよう
早く寝よう
などなど
ところが、更年期になっていろいろな症状が出るのだけれどその原因がわからないことが多くなります。
だるいけど、風邪でもない、寝不足でもない、運動したわけでもない。
疲れている感じはするけど特別疲れるようなことはしていないのに
と、思います。
あ、なんかの病気か?
そうに違いない!
病院に行こう!
病院に行って、検査しても「どこも悪くない」「病気ではない」と言われます。
そうすると、じゃ別な病院に行こう。
同じように言われると、「あそこはヤブ医者だ」なんていうことになり、また別な病院を受診する。
こうして迷路に入り込みます。
このような時間の無駄と医療費の無駄そして何よりも受診をしても病気ではないと言われる女性の絶望感をなくすには2つの方法があると私は考えています。
一つは婦人科を受診すれば良いとわからずに他の診療科を受診したときにそこの先生がこれはうちの科ではないから婦人科を受診すればいいよと言ってくれることです。
そうすれば、早くに適切な治療を受けることができます。
しかし、現状は婦人科以外の先生方も更年期のこと、更年期の症状のこと、更年期に何が起きるかを、残念ですが知らないことが多いのです。
医学教育で更年期のことを学ぶ時間はあまりないようです。
更年期障害は、その世代の30%が罹患すると言われています。
世の中の半分が女性
その30%が、更年期障害になる。
男性の更年期障害もありますから、合わせると、とても高い罹患率です。
どうして、これを無視するかな。
更年期のエストロゲン減少が、やがて引き起こす病気はたくさんありますので、更年期の時期から予防できれば、病気の人はもっと減るはず。
もっと多くの医師が、関心を寄せて関わってくれればいいのにと思います。
なかなかそういう変化が起こらないのはなぜなのかなー。
どうすれば良いのかな、と考えると頭痛くなります。
もう一つは女性自身が更年期のことを知ることです。
時期が来たら更年期は必ず来るものですから、その時にどのような症状が起きるのか、更年期症状にはどのような特徴があるのかを知っていれば、原因に心当たりのない不調は、もしかしたら更年期症状かもしれないと気がつくことができます。
そうすれば、いろいろな診療科を受診せずに、すぐ婦人科を受診して治療を受けることができるようになります。
今まで、2年間あちこちの病院を受診してきましたという方がいました。
貴重な月日を体調が良くなく過ごし、病院の受診に時間をとられてしまうのは、実にもったいないことですね。
少しでも早くに更年期のことを知って欲しい、学んで欲しいという気持ちが、ハイジア の活動の原動力です。
遅すぎることはないけど、早いに越したことはないというのが最近の私の考えです。
医師への働きかけは難しいけれど、女性たちに更年期のことを知ってもらうことはできます。
少しずつ前へ進みましょうね。
自分が更年期なのかわからない、これが更年期症状なのかわからない、治療が必要なのかわからないという方は、ハイジアの相談サービスをご利用ください。
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