更年期、閉経したら進化形
更年期とか、閉経とか、ネガティブな印象だけど次のグレードにアップしたと思いましょう。
今や、人生100年
平均閉経年齢の50歳は、まだ人生の半分
歳をとったのではなく、歳を重ねている途中経過
積み重なった歳なりに得た知識や経験があると信じましょう。
卵巣は、閉経を迎えると生殖機能を失い、やがて萎縮して小さくなってしまいます。
妊娠は、生物としての役割の一つですが、今の世の中、妊娠したが故に苦悩を背負うことがあります。
就活中に妊娠し、一人で出産してその我が子を殺して埋めた罪で、5年の実刑がおりた女性
もちろんしたことは、つぐわなくてはいけない罪ですが、でも、妊娠中出産時どんなに不安で悲しくて孤独で辛かったことか！
逮捕され、逆にすべてを話すことかできて救われたと言っていたそうですが、それも本当に悲しい話です。
このような話しは、表に出ないだけで実にたくさんあるのでしょう。
妊娠は、女性を幸せにしてくれるものですが、一方で不幸にすることもあります。
助産師として、大学病院に長く勤めていた中で、おめでたいだけではない妊娠、出産に多く関わってきました。
それぞれの人生模様が映し出されています。
私に小説を書く才能があったら、たくさんの小説を書けるくらいに、いろいろありました。
ただ、こちらが勝手に不幸と思うのも違って、その先に「今は幸せです」と言う方もたくさんいて、何が幸せで何が不幸かは、側からはわからない、その人次第です。
又、妊娠を希望して妊娠できない方もいます。
たくさんの時間と治療費を費やして、希望と落胆を繰り返し、何年も通院し妊娠した方もいれば、治療を継続したまま閉経の年齢を迎える方もいました。
子どもを産んで育てている際中も、心配し苦労し嘆き悲しむこともあり。
こんなことを書いたら、悲しませてしまうかもしれませんが、怒りだす方もいるかもしれませんが、閉経は、妊娠、育児からの解放でもあるのですね。
閉経以降は、自分のために生きることを許されます。
（実際はそうはいかないことも多いですね）
そういう意味での更年期は進化形なのです。
進化のその先は、自分次第
ほとんどの生物は、生殖機能を失う時が、命の終わり
生殖機能を失ったとしても、さらに生きることができる生物は、ヒト、シャチ、象とごく僅か
更年期以降、生きていられるのですから、それも50年も！
新たな人生を、自分らしく過ごしたいものです。
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