【talk】お肉が大好きな私がヴィーガンについて勉強してみて思うこと
突然ですが、私は子供のころから食べることが大好きです。
お魚も好きですが、どちらかといえばお肉の方が好きで、今も焼き鳥や焼き肉などよく食べています。
そんな私がヴィーガンという方々の存在を知ったときは少なからず衝撃を受けました。
「食」というのは人の生活の中の大きな要素になります。
お肉が好きではないから食べないというのならわかりますが、そうではなく強い意志を持って意図的に食べない選択をする方々に興味を持ったことがヴィーガンを勉強し始めたきっかけになります。
私が想像できない生活を送る人たちの思想を知りたくなったんですね。
今回のnoteは、私がヴィーガンについて調べてみて、思ったことを書き記していくものになります。
ヴィーガンについて
まずヴィーガンについて軽く記しておきますが、菜食主義のベジタリアンの中でもお肉、魚介類だけでなく動物由来の食べ物(卵、乳製品など)や、はちみつ等を口にしない完全菜食主義者のことをいいます。
ヴィーガンの中でも、食べ物だけでなく革製品や動物性のニットなども避ける方々(エシカルヴィーガン)、食事のみヴィーガンで食事以外は動物性のものを避けない方々(ダイエタリーヴィーガン)など種類があるようです。
これは余談ですが、飲食を必要とせず空気だけで生きている「ブレサリアン」という方々も存在するそうです。
ここまでくるとどこまで信じられるかという問題が出てくるかもしれませんが、日本人でもブレサリアンの方はいるそうですよ。
話を戻しますが、ヴィーガンの方々がどうして動物由来の食べ物を口にしないのか、その理由はいくつかあるようです。
・倫理的問題
ヴィーガンでない人から見てもこれが一番想像しやすい理由なのではないでしょうか。(少なくとも私はそうでした)
実際に「動物を食べる」ということに心を痛めたことでヴィーガンになる人はとても多いようです。
・健康面
私が以前読んだヴィーガンの方が書かれた本には「菜食主義になったことで体も気分も健康になり、頭がすっきりして穏やかな性格になった(意訳)」とありました。
タンパク質は豆類や野菜からも摂取できますが、ビタミン12が不足するようなのでサプリメントで補う必要があるようです。
人の体にとって菜食主義が良いのかどうかについては専門家の中でも意見が分かれていますね。
・環境問題
家畜からでる温室効果ガスは世界の温室効果ガスの約14%を占めているそうです。
また、家畜を飼うための土地や餌にする穀物を育てる広大な農地確保のための森林伐採問題、動物性食品の生産に関係する大気汚染問題、その他にも数々の深刻な環境問題があります。
などなど様々な理由からヴィーガンになる人が世界中で増えているようです。
日本でも学校給食や飲食店のメニューに取り入れられたりして、注目を集めていますよね。
ヴィーガンについて調べてみて私が思うこと
あくまで私個人の考えですが、世界には肉食動物も存在しますし、お肉を食べること自体に倫理的問題があるとまでは思いませんが、今のようにお肉を大量生産、大量消費(大量廃棄)している現状は良くないように感じています。
これは倫理的問題と環境問題のどちらにも当てはまるように思います。
毎日大量に食材が廃棄されていることはずっと問題になっていますが、中でもお肉やお魚など動物が元になっている食材の廃棄は心痛むところがありますね。
いま、環境負荷や動物倫理の解決策として代替肉の開発が進められています。
私も一度市販のものを買って食べてみたことがありますが、まず価格がスーパーのお肉より高いので頻繁に買うのは難しいのと、大きな声では言いにくいのですがあまり美味しく感じませんでした。
いまは美味しい代替肉も出てきているらしいですが、本当にお肉の代わりになるのはまだ先の話かもしれません。
素人考えではありますが、近い将来、代替肉の開発が進み、美味しく価格ももっと安価になれば一般家庭の食卓に普段並ぶのはこちらで十分になるかもしれませんね。
本物のお肉は大量生産ではなく、高級品になっていっても良いように思います。
前にヴィーガン食に興味を持って少し取り組もうとしたこともありましたが、夫を巻き込むわけにはいかず、いまも以前と変わらない食事を続けています。
ですが、今回ヴィーガンについて勉強してみてお肉を食べることで生じる問題を知ることが出来たのは良かったと思っていますし、改めて食材に感謝の思いを持つようになりました。
今の私に出来ることは、お肉やお魚に限らずですが、家庭や外食時のフードロスを出来るだけ減らすことかなと思います。
将来どのような世界になっていくのかはわかりませんし、全ての人が満足する未来というのは存在しないのかもしれません。
だとしたら、理想の世界とはどのようなものなのでしょうか。
私は今後もひとつひとつの問題を考え、自分なりの答えを見つけていきたいです。
そうした意識を持っていくことが、少しでも理想の未来に近づいていくことに繋がると信じたい、そう思います。