初夏の実山椒
毎年この時期に山椒の実が出始めると
たくさん買って下処理し冷凍ストックしておく
そうすると一年中山椒を楽しむことが出来るし
部屋の中がふわーと山椒の香りで満たされて
気が巡り始めるのを感じる
レシピ1 山椒の実の下処理
・実山椒
・水
・塩少々
鍋にたっぷりのお湯を沸かし塩少々を入れ
実山椒を加えて弱火で5分
(若い実だとさっと茹でこぼすとよい)
ザルにあげて一度水気を切り
たっぷりの水に半日ほどさらす
(辛味の刺激が好きな方は1時間〜くらいで引き上げる
水にさらす時間は辛味の加減を決めます)
最後に枝を実から外して水気をキッチンペーパーでとり
ジップロックなどで冷凍保存
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薬膳的効能
薬膳的にみると
山椒は健胃・駆虫・保温
胃腸を整え食欲を増進し
温める力が強いので冷えによる下痢などにも良い
駆虫効果もあるので夏の食中毒予防になる
お刺身の献立を考えるときに
気になるのが「冷え」
お刺身は生でカラダを冷やすし食中毒にも繋がりやすい
私は月経中など免疫力の下がっているときに
鮮度の低い生魚を食べると必ず体調を崩し
下痢をしてしまうし時には嘔吐する
そんな時に胃をあたため食中毒を予防してくれる
山椒の炊き込みご飯と合わせる
レシピ2 山椒ときのこ の炊き込みご飯(2合)
・山椒(お好きな量)
・きのこ (えのき しめじ などお好きなもの)
・醤油 大さじ1
・みりん 大さじ1半
・酒 大さじ1半
・だし汁 適量(顆粒でも)
・オリーブオイル 小1
※だし汁に塩分がある場合はお醤油の量を調整する
※調味料の量の分、水を減らす
を炊飯器に全て入れて炊くだけ
プラスで鶏肉やちりめんジャコ、新生姜、油揚げなど入れてアレンジしてもも美味しいし、実山椒だけもシンプルでおすすめ
お子さんがいて山椒が苦手だったら
山椒醤油を作っておいて
醤油の代わりに入れて風味付けし香りを楽しむのもおすすめ
※山椒醤油は瓶に山椒と醤油を注ぐだけで色々なお料理に使える
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湿気が皮膚の毛穴を塞いで汗をかきにくい梅雨
山椒はカラダに溜まった余分な水分を出すサポートもしてくれる
実際食べるとじんわりと汗が出て発散されている感じがある
山椒って京都に来てからとても身近なものになったけれど
それは薬膳的効能と土地の風土が深く関わっているんだなぁと思う
盆地で湿気の多い京都にはちりめん山椒が
同じように盆地の四川は花椒(中国の山椒)を沢山使った麻婆豆腐などが
食べられていて湿気の多い土地ならではの知恵と工夫がある
梅雨時期に
なんだか胃腸が弱るとかカラダが重だるいと感じている方は
是非山椒を食事に取り入れてみてください
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