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スッタモンダヴォーズ 定刻のマツジュン
「こ、殺される💦パワハラ上司に殺される・・。仕事しか勝たん!」
遅刻。たしかにルール上はイケてない行為。このマツジュンなる若者もまたルールに縛られた生活を送っていた。
惑星ムチュウ。
ここでは、フォーカスしたものが現実の顔を見せる。”これは本当の自分なのかい?”とでも語りかけるかのように。それはヴォーズの中心力により自動で起きていることすら知らされぬまま。
「ああ、ダメだ・・。始業時間に間に合わねぇ💦」
フォーン(有人ドローンの音)
シコ隊員6969番「ん?あれは・・」
シコ隊員6969番「スケベイダー卿!オネーサンと見られる人間を発見しました。連行しますか?」
『当然だ!💜』
ースケベイダー母艦の船内ー
シコ隊員6969番「スケベイダー卿、オネーサンを連れて参りました♡」
「ちょ💦アンタらなんなんだ?離せよ!」
『😱!!6969番、彼は男性だ!!たしかに見る角度により、ちょいオネーサンに見えちゃうかも💦』
シコ隊員6969番「ス、スビバセン💦💦私、惑星ムチュウは初めてなもので💦」
「・・いやアンタら意味わかんね。マジで上司に殺されるから解放してよ」
『死か・・。死とは大いなる生命の一部にすぎん。それは人間が作り出した概念でしかない。大丈夫だ👍』
「ハァ!?」
『肉体の喪失を死というならばそうだろう。だが、本当のおまえは肉体ではないだろう?』
「へ?」
『ハッハッハ。この惑星は変わらぬな。これだから知識のみに頼り、考え続け病んでおるのだ。中心を忘れた化身とはよくいったもの』
「ガラクタ?」
『”考え”とは実体がない。おまえはその実体なきモノなのか?本当のおまえは無限の存在だ。考えてるのは自分だ、そう思い込んでるだけだ』
『おまえはもっと自由に描いていい👍✨』
「・・・(なんなのコイツらホントに)」
『そうだな。”遅刻してもしなくとも、どちらでもいい”。ぐらいの観念に切り替えてみることから始めてみよ。そもそも定刻に間に合わそうと慌てふためいているのは、世界におまえひとりしかいないのだから』
「?」
『その上司とやらをパワハラ上司だと決めつけてるのはおまえだけだ。おまえが決めつけたゆえに、その上司はパワハラ上司の役割を演じねばならない。彼はおまえの人生のために演じてくれているともいえよう』
「な、なな?んなワケないだろ!💢」
『フン、やはりここの人間はすぐ頭へ上がる。まぁ黎明期ゆえ仕方ない・・そうだな。疑を外し、自分ではないものを解体し続けてみろ。観ている世界が違う顔を見せるだろう』
「自分ではないものって、なんだよ?」
『そのカラダがすべて知る。標はおまえの中心に在ろう』
「・・中心」
『事象を許せないのは如何してか?それはまだ自分の中に恐れや不安を抱えているからかもしれない。それとも赦せていない過去の自分を掴んだままなのか?フン、いずれにせよそれらは実体がない。存在しないものを存在しないと理解し、それらを手放したとき、おまえは中心と結ばれるだろう』
「い・・一体アンタは・・?」
『わしか。わしはスケベなバランスのため存在している。おまえも同じく』
「いやいやいや💦💦おれそんなにスケベじゃないから!!」
ではまた💛
オジ=サン・毛ノービが安らいだ頃👳♂️👌✨
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