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トリケラも笑う夜に

好きなように書いて良いからね。
一年後の記念日に読むのを楽しみにしてる。

とある電話にて

ねぇ、どうしてそんな素敵な言葉が出てくるの。
一旦、脳味噌を覗かせてもらって良いかな?

noteに恋人との日々を綴っても良いか尋ねた夜。

インスタはもちろん、SNSを使わない君にとって
「赤の他人にプライベートを覗かれること」
「知らないところで勝手に紡がれる独自の物語」
本当は、すっごく嫌なことなのかなって。

嫌だと言われたら、キッパリ諦めよう。
noteなんかで喧嘩するのは馬鹿馬鹿しいからね。

けれど、もし「今すぐ見せて」と言われても、
私は素直に曝け出す自信無いんだよな。
全く、どれだけワガママなんだか…

“好きな人に読まれている!”って意識すると、
途端につまらない文章になってしまうから。

可愛いねって、上手だねって、感動的だよって、
ほのかな期待を膨らまし、過剰に指を動かす。
我ながらガメツすぎる。はぁ、本当にゴメンネ。

だから、まさか「一年後に読みたい」なんて
君の口から、言ってもらえるなんて。
分かってるねぇ。私のこと。流石だねぇ。

一年後の今日、君との思い出を本にする。

ありったけの宝物達を、少しずつ振り返って、
ケラケラ笑いながら、ご馳走を頬張ろうね。

ジュラ期の恐竜も驚く程の豊かな歴史を重ねて。
何冊も、何層も、積み重ねていけますように。

目指せ!トリケラトプス!

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