はがの森
恋人との健やかな日々を紡いでいきます。 SNSをやっていない人なので、記念日にまとめてお披露目しています。 「彼氏・彼女」ではなく「恋人」という言葉にこだわっていると話したら、「俺も友達に恋人って言うようにしている!」って教えてくれました。
服の魔法を使えるようになるために、洋裁学校のことや、その時の気持ちをツラツラ紡ぎます。
普段考えたこと・感じたことを自由に綴っています。
文化・社会特殊講義という大学の講義では、毎回エッセイを提出し、教授に添削してもらいます。 先生からのアドバイスを元に、書き直したエッセイをまとめました。
国内交換留学での思い出や出来事を書いています。忘れないように、尊い半年間にするために。
ささやかな芝生でドーナツ片手にピクニックして、 美術館デート終わってから感想戦で盛り上がって、 くるりの音博で一緒に泣きながら羊文学を聞いて、 深夜に鍋や、餃子や、ハンバーグを頬張って。 ずっと夢見ていた平穏で穏やかな生活が、ここには あった。 この一年半、どんなに忙しくても、悔しくても、 人生を手放したくなったとしても、君が隣にいて、 ただそれだけで、私は一瞬で穏やかになれた。 そんな君との理想郷を手放すまで、あと3ヶ月。 携帯で新しい家を探したり、友達に知らない駅
23歳。絶交した。 なんで?あんなに仲良しだったのに。 私は、ただ、どうしても許せなかった。 何もかもブロックして、言いたいことを言って、 スッキリしたはずなのに、心の穴は塞がらない。 私達、どこで間違ったのだろう。 ❄︎ ❄︎ ❄︎ 男女の友情は成立する。 ドライブも、お花見も、夜の海も、徹夜も、博物館も、遊園地も、BBQだって。 この6年くらい、5本の指に入る大切な友達で、 お互いに、恋愛感情なんて微塵も無くて、 ただ、唯一無二の大切な最高な友達だった。
あーなんか、もう少し頑張れば良かったのかな? あの子みたいに。なんて少し思った自分が歯痒い。 私だって、悩んで、頑張って、掴んだって言うのに。 風の噂であの子が夢を叶えたと聞いた。 入学した時から入ると宣言していた夢の大企業に、 服飾学生ならば誰もが憧れる有名な会社から内定を貰ったらしい。 その眩しい笑顔と、しっかり有言実行をする逞しさ に流石!凄い!良かったね!なんて思う反面、 じゃあ私はどうなんだ??なんて醜く比べる自分がいた。 納得して決めたはずの会社だった。
この間、内定式があった。 当たり前だけど、みんな私よりも2つも3つも歳下で、久しぶりにさん付けで呼ばれた。 仲良くなれるかな〜不安だな〜ドキドキドキドキ… 「みんなのMBTIおしえて〜!」 1番コミュ力の高そうな可愛い子が、沈黙を破る。 〇〇〇〇っぽい〜え〜分かる〜△型だよね〜え〜 でも⬜︎要素もありそうじゃない〜確かに〜〜〜 うちら相性良いじゃん〜ヤッタネ〜! なんだか、本当に何語か分からなかった。 私は、自分のMBTIが何かを知っている程度で、どのアルファベ
恋人は、時々オカンになる。 「あんた〜元気ないやないの〜どないしたん〜 全部聞いたるで〜」 ポケットから飴ちゃんでもだしてくれそうな、 商店街をヒョウ柄で歩いていそうな、おちゃらけて 明るく、おもろい、大阪のオカンになってくれる。 恋人の前だけは、特に強い女でありたかった。 だって、自分の脚でしっかり立つ人が好きだって、 言っていたから。 私は、過去に何度も自分を曝け出し過ぎて、フラれてきたから、もう良い加減、しっかり大人になろうと心に誓って、最後の恋愛にしようと思
つけ襟、ポシェット、キーホルダー、ブローチ。 確かに生活には全く必要の無いムダなものかもしれないし、正直こんなもの無くたって生きていける。 だけど、私は、こういうちょっとした人生の煌めきを、ちゃんとぎゅっと握りしめていくことが、生きる意味ってやつなんだと思う。 明日の飯より人生の可愛さ。 些細な可愛さまで捨てるなんて、死んだも同然だ。 このところ、私は己の【可愛い】を見失っていた。 これで良いのだと言い聞かせて、信念を貫いて制作していたけれど、誰の心にも響かなかった
いつからだろう。義務になっていたのは。 いつからだろう。書く悦びが消え失せたのは。 誰かに強制された訳じゃ無いのに、なんとなく、 プレッシャーを感じて、何も心が揺れ動いていないのに、あるはずもないネタばかり探して。 だから私は手放した。 さよなら。私の155週連続投稿バッチ。 ❄︎ ❄︎ ❄︎ おばあちゃんゲーマーの記事を読んだ。 最高年齢のゲーム配信系YouTuberで、毎週欠かさず 配信をやっていたけど「義務になったから」という 理由でスパッと引退したらしい。
底の見えたハイライト。一体もう何個目だろう。 毎日同じ時間に、決まった順番で塗り重ねる。 あぁ、やっぱり私は可愛くない。 そんなネガに蓋をするために、ただ塗り続ける。 そういえば、最後に化粧品買ったのいつだっけ? 昔は、本当にお化粧が大好きだった。 お小遣いを貰うとすぐに、札駅のPLAZAに行ってキラキラする可愛い魔法達を、少しずつ集めていて。 私にお化粧を教えてくれたのは、世界で最も可愛い親友で、暇さえあれば、お互いに似合う化粧品を、教え合っていたっけ。 ちょ
あ、嘘ついてる。 何年も友達をやってきたから分かる確かな違和感と 小さな証拠の硝子が、気持ち悪い程にピッタリと ハマっていく。 嘘だとわかっていても、“友達だから”と言い聞かせて最後まで信じ通すべきなのか、それとも温情なんてもう良い加減捨てるべきなのか。 まさか、良い大人になって友達の定義に苦しむとは思ってもいなかった。 ❄︎ ❄︎ ❄︎ たしかに、昔から不器用な人だった。 みんなの喜ぶ顔を生き甲斐にしていて、自分の意思にはすぐに蓋をしてしまう。 誰にでも優しく
餃子を包んで、夜中まで一緒にゲームをして、 お布団の中で、互いの好きなところを言い合って。 目を見て、手を繋いで、好きだよと直接言い合えるこの尊い距離を、私は、もっともっと大切に、噛み締めて過ごさなければいけないのだ。 ❄︎ ❄︎ ❄︎ 「東京の生活が今より楽しくなられたら困る」 夜中、狭いワンルームの片隅で、君が呟く。 春から東京へ行くことを決めた私と、変わらずに 大阪で夢を追いかけ続ける君。 自分から離れるくせに、泣いてばかりの私と、 「気が済むまで東京で頑張
「このカーブの線、どこが悪いか自分で分かる?」 「囲み製図なんてあり得ない。ドレーピングは?」 あぁ、もう、全部駄目だ。 一年半自分なりにしっかりと向き合ってきたものが一瞬でぶちのめされていく。 手の中にあった宝石達が、あれよあれよと滾れ落ち残ったのはカスカスの砂漠。 そうね、私は、ここでは、やっていけないのだ。 ❄︎ ❄︎ ❄︎ 戦争の夢を見た。 好きな人達の笑顔を想いながら、敵地へ爆弾を仕掛けていく。 満足のいく結果だった反面、少しだけ相手の家族の顔が霞む
いつだって、2人の未来に煌めきをもたせるための 努力を惜しまないその姿勢に、私は何度も感動して恋をする。 ぜんぶ、君のおかげだ。 ❄︎ ❄︎ ❄︎ 東京の会社から内定が出た。 そこで働くかどうか、まだ決めきれていないけれど とりあえずニートになることは防げそうだ。 そっと心を撫で下ろした反面、急に“遠距離”なんて 暗雲が立ち込めてくる。 しかも、終わりのない無期限の遠距離。 「彼氏フリーターなら一緒に東京来ちゃえば?」 東京に住む友達は、口を揃えてみんな言う。
3歩進んで2歩下がる。 ここに決めた!ってちゃんと腹を括ったはずなのに 5分後には口コミサイトで御社の粗探しをしている。 就活行脚とは実に難儀なものだ。 人生最後の夏休み。 今日と明日は、名古屋の会社で短期インターン。 金曜日は、東京で最終面接。 何も進まないと思っていた私の未来が、急速に回転しはじめた。 今度、最終面接を受ける会社はインターン先の社長が、元々勤めていた会社らしい。 なんたる偶然。 懐の広い名古屋社長は、内部事情を、これでもかとぶっちゃけてくれ
私の夢も、君との未来も、どっちも諦めない。 そんなのって、やっぱり夢物語なのでしょうか。 いや、そんなことない。そんなことないはずだ。 ❄︎ ❄︎ ❄︎ ちょっと良いなと思っていた会社から連絡が来た。 2次面接スキップして最終面接に来てくださいって。 オーダーメイド制で、大量生産・大量廃棄を乗り越えることを、1番の目標としている会社。 まさに、私が大学時代に研究していたことや、 今、こうして頑張っている雑貨屋さんの経験が、 活かせそうで、この会社なら社会人になるのも
もこもこ、ふわふわ、きゅっきゅっきゅっ。 多様な糸に囲まれて、ただただ手を動かす。 この毛糸に触れている時だけは、確かに、私が私でいられるような気がして。 だからか。 ❄︎ ❄︎ ❄︎ なんだか、急にバッドなムーブから抜け出した。 来年からどこで働くかも決まっていないし、 毎日やらなきゃいけないことは山積みだし、 あの頃から何かが劇的に変化したわけでもない。 ただ、なぜだか急に、なんでもない日常が愛おしく幸せに感じるようになった。不思議だ。 「不安に漬け込むく
ただの学校終わり。 家の目の前に救急車が止まっていた。 向かいのお婆ちゃんは元気に水やりしていたから、きっと私のアパートの誰かだ。 一人暮らしの人ばっかりだろうから、相当大変だろうに。 会ったこともない人に余計な心配をしている時、 ふと嫌な妄想をしてしまった。 もし、私が倒れても、恋人は助けに来ないだろう。 そして、それは逆も然り。 私達は、互いに連絡不精で、ラインが3日空くことだってザラにある。 最初は不安になったりしたけれど、最近は、もう「あ〜忙しいんだろう