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輝詠(BL小説)

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葛城煌さまのBL小説『非天の華』に登場する設楽輝信様の新たな恋を書かせていただきました。BL小説です!
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#BL小説

輝詠SS詰め合わせ その一

noteで連載していた輝信様と詠心の恋『笛の音の邂逅』と『旅の終着』の番外編です ツイッタ…

宮野葉月
4年前
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旅の終着 終章

詠心は輝信の屋敷で生活を始めても二、三日に一度、都を訪れている。以前程の頻度ではないが…

宮野葉月
4年前
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(BL小説)旅の終着 最終話

 輝信の元に帰った翌日、詠心が目を覚ましたのは巳四つ――昼近くだった。初めて輝信と共寝…

宮野葉月
4年前
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(BL小説)旅の終着 第七話

―設楽様の為に生きよう。私はあの御方と共に生きるのだ―  もう決めたのだ。七瀬を巡って…

宮野葉月
4年前
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(BL小説)旅の終着 第六話

―熱いな―  唇を吸われながら、他人事であるかのように詠心は思った。想像していた、ぬる…

宮野葉月
4年前
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(BL小説)旅の終着 第五話

「ほんとは留守番してもらおう思ったが、連れてきて正解だな。根城を探す手間が省けた」  …

宮野葉月
4年前
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(BL小説)旅の終着 第四話

 笛吹きの旅人、詠心の噂が都でちらほらと流れるようになった。半分は千里が布教したものだが、詠心の笛の音を聴いた者はみな詠心を褒め称え、周囲に話をするのだ。当然、人々は毎日のように輝信に呼ばれている事も知っていた。  だからこそ、事件が起きてしまったのである。 「この可愛い嬢ちゃんを返してほしけりゃ、設楽輝信を殺してこい」 「毎日出入りするお前ならできるだろう? この短筒で一発、奴の脳天をぶち抜くだけでいい。簡単だろ?」 「撃つのは心臓でもいいぜ。もし失敗したら……これがど

(BL小説)旅の終着 第三話

 出逢ってから約半年後。それは詠心は輝信に与えられ続けた食事のお陰で標準的な体重に戻り…

宮野葉月
4年前
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(BL小説)旅の終着 第二話

 帰り際、詠心は輝信に曲の礼にと金を持たされた。詠心は頭を低くして有難く頂戴する。 「…

宮野葉月
4年前
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(BL小説)旅の終着

「もうこのような季節だったか」  萩の花が咲いたのに気付いた詠心は独り呟いた。母の死後…

宮野葉月
4年前
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旅の終着 序章

 本当は付き合うつもりも、ましてや生涯寄り添うつもりもなかった。奔放で大胆なあの方を初…

宮野葉月
4年前
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笛の音の邂逅 終章

 季節が何度巡っても、風花の舞う季節は思い出す。天下を獲った男達の最期を。それを大夫に…

宮野葉月
4年前
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(BL小説)笛の音の邂逅 最終話

 それから更に十日後、何の前触れも無く詠心と名乗る男が輝信の住む城に訪れた。だが体格や…

宮野葉月
4年前
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(BL小説)笛の音の邂逅 第七話

 結局、まだ二人の関係はさほど進展していない。三回に一回くらいは隙をついて詠心の唇を奪えるようになったが、身体は許してくれないし、触れようとしてもやんわりと躱される。それでも初めて想いを告げた日から幾らかは距離が近くなったと輝信は思う。  それが続いて槿の季節、詠心は急に都から消えた。いつも通り迎えに行かせた家臣からの報告を聞き、輝信の頭は一瞬真っ白になった。我に返ってから家臣に都中を探させ、自分で件の少女の元にも訪れたが、詠心は見つからず、誰も行方を知らなかった。元より