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トレイルランニング専門店のグループランに参加してみて感じた「ゆるくオープンなコミュニティ」づくりの重要性

孤独な村民ランナーのハダ(@hada_tomohiro)です。

東京出張にかこつけて東神田のトレイル(&)ランニングショップ「Run boys!Run Girls!」を初訪問しました。

インスタグラムを眺めてはいつか行ってみたいと思っていた東京を代表するトレイルランニングショップです。

トレラン専門店「Run boys!Run Girls!」初訪問

9月は岡山で「FORESTRAIL(72km)」、10月は兵庫で「OSJ氷ノ山山系トレイルレース(78km)」と秋のレースが控えているので、備品の買い出しが目的です。

おらが村の周辺にはトレイルランニングショップがあるわけがなく、備品の調達には苦労しています。Amazon様いつもお世話になります。


平日の19時過ぎに訪問してみれば、仕事終わりのランナーが店内所狭しと居るではありませんか!さすが東京…!

慌ただしく着替えるランナーを横目に「今日は何かイベントでもあるんですか?」とスタッフさんに尋ねてみれば、毎週火・水曜日はグループラン(通称グルラン)を開催しており、今から10kmほどランニングするとのこと。

「せっかくですし、一緒にどうですか?」とスタッフの方にお誘いいただき、ありがたく参加させていただくことになりました。

お店で買い出しをした後に寂しく皇居ランの予定だったのですごく嬉しい!でも知らない人ばかりだから緊張する…!


人生で初めてグループランに参加してみた

この日は特に人数が多かったようで30人弱のランナーが大集合。年齢は30−40代が中心、男女比率は7:3程度。

顔なじみのクローズドなコミュニティなのかと思えば、初めて参加するランナーやUTMB(フランスで開催される170kmのウルトラトレイルレース)を先週完走してきたばかりのツワモノランナーまで居て多様性がすごい。

自分と同じように、出張に合わせて名古屋から参加したランナーもいらっしゃいました。


今回のグループランは、東神田〜両国〜浅草と隅田川沿いを1時間程度、10km弱のラン。女性も多かったので全体ペースを合わせて6分30秒/kmくらいで走るゆったりペースです。


はじめは緊張していたのですが、いろんな人とおしゃべりしながら走るのは楽しくてあっという間に時間が過ぎてしまいました。年齢も出身も違えど、走るという共通の趣味があればいくらでも会話できてしまうから不思議なものです。

2018年5月に完走した島根の「えびす・だいこく100kmマラソン」に参加していたランナーが居たり、おらが村・西粟倉村に遊びに来たことがあるランナーが居たりと世間の狭さも感じました。


ラン終わりには、日本橋のホステル「CITAN」へ。蔵前のホステル「Nui.」で有名なバックパッカーズジャパンの運営ですね。地下のバーラウンジでビールを喉に流し込みました。ラン後のビールは最高っ!


話は尽きることなく二次会になだれ込み、インスタグラムでお互いをフォローし、またグループランに参加することを約束し、気持ちよくベッドに沈み込みました。

チームではなく、ゆるくオープンなコミュニティづくり

トレイルランやマラソンのレースに出場すると、お揃いのティーシャツを着たランニングチームを見かけることがあります。孤独な村民ランナーはいつも羨まそうに指をくわえています。

ランニングは個人競技ですが、一緒に走る仲間の存在と応援に背中を押されることが多々あります。人間一人では生きていけませんから一緒に励まし合いながら成長できる仲間が居るのは心強いですよね。


ただ、トレラン専門店「Run boys!Run Girls!」が取り組んでいるグループランはランニングチームとは異なります。

・基本的に誰でも参加OK(今回のような飛び込み参加も歓迎)
・コミット感は必要なし、走りたい時に参加すればOK
・グループランは合同練習ではなくコミュニケーションの場
・チームではないのでティーシャツなどは作らない

競技力の向上を目指したコミット感のあるメンバーを集めたチームではなく、多様性を受け入れつつコミュニケーションを促すオープンなコミュニティというのがグループランのポイントだと思います。


Amazon様が何でも手に入る時代に、アクセスの良い東京でリアル店舗を運営する意味は、価格と品揃え勝負ではなく、情報と人が集まるコミュニティづくりにこそ価値があるはずです。


そして、始めること以上に続けることが大変。

店舗を運営し続けることでコミュニティが広く深くなるきっかけをつくり続ける「Run boys!Run Girls!」が素敵だなと感じたのでした。

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