ドリル VS 息子 仁義なき戦い。〜第2夜〜
ドリルです。
前回 父と息子の仁義なき戦いが勃発しました。
前回の戦いの様子です⤵︎
読むのが面倒臭い人用にあらすじを書きますと、
息子に「スマブラやろう!」とゲームに 誘われ ボコってやろうと意気揚々と承諾するが 逆にボコられ 辱めを受ける。
そこで、次の日 リベンジすべく自分の土俵で戦う事にしました。
これなら勝てると 僕がダウンロードしたゲームが……
『ウルトラ ストリートファイターⅡ ザ・ファイナルチャレンジャーズ』
要するに『ストⅡ』です。
『ストII』(ストツー)とは?
1991年にアーケードゲームとして登場し、爆発的ヒットを記録した2D対戦格闘ゲームです。
本作では、攻撃のパンチ、キックを強中弱それぞれ 別ボタンに分け、それらを活かすコマンドを用意するなど、後の格闘ゲームでも踏襲される基本要素が初めて搭載された。
当時 ゲームセンターでストⅡをする為に列を作って並んだ程で僕の近所のお風呂屋さんにまでストⅡが置かれていた。
そのお風呂屋さんに小学生の頃 ゲームをする為だけに一緒に通っていた ナガチャは、サウナで自分の股にある棒(スティック)をゲームのスティック(棒)に見立てて昇龍拳コマンド(→↓↘+P)の練習に勤しんでいた。
そんな ナガチャも今では 不動産屋さんの社長です。
子供をおかしくしてしまうほど当時爆発的人気だったストⅡのかなり進化したウルトラ ストⅡ!!
どこが ウルトラかというと
まずキャラが多くなっている!(8人→19人)
次に超必殺技が打てる!
そして、バディファイト(協力プレイ)ができます!!
バディファイトとは、2人で協力して1人のコンピューターをボコボコにして倒すモードです。
他にもウルトラな所は 色々ありますが 説明が難しいのでこれくらいにしておきます。
そして、仁義なきストⅡの火蓋が切られた。
「ほな、ヒナタ誰使うの?」
「あっ!僕 この人知ってる!スマブラにもおったよ!リュウとケンやろ?じゃあ、リュウにする!」
「リュウ?波動拳もマトモに打たれへんのに リュウやと?笑止!!
まぁ、ええわ。
ほな、お父さんは どうしよっかな……本気キャラは 赤きサイクロンなんやけど また、泣かせたらかわいそうやから今回は 豪鬼にするわ。
ほな、始めるよ。」
「うん!」
「リュウって!殺意の波動に目覚めてる方やんか!」
「パパ これ必殺技どうやんの?」
「下・斜め左・左・パンチで 波動拳や。やってみ。」
「うん、ちょっと練習するわ。」
「いいよ、お父さんも 昇龍拳出しまくっとくから。」
「あぁ!パパスゴい!めっちゃ昇龍拳出るやん!」
「そやろ?まぁ、右向いてる時しか完璧には 出されへんねんけどな。
よし ゲージ溜まったわ。」
「パパ!僕も波動拳出せるようなったよ!」
「凄いやんか!もう 一回出してみ!」
「うん!波動拳!!」
「滅殺!!!!」
「えぇ!!なにそれ!!めっちゃカッコいいやん!!」
「そやろ?
一瞬千撃『瞬獄殺』
やで。」
「スゴーイ!僕もやりたい!」
「ふふふ、ヒナタじゃ無理や。これは 熟練の技がいるから。こちとら30年以上ゲームしとるんやで!負けるわけないやろ!!取り敢えず お父さんの圧勝やったな。
ヒナタには やっぱり リュウは 難しいから 必殺技が簡単なキャラクターにし。」
「誰がいいの?」
「そやな、タメ技系やったら、ガイル、春麗、ブランカ、E・本田、ベガくらいかな?お父さんも小学生の時E・本田ってよく言われたなぁ…。」
「へぇ、じゃあ エドモンド本田にする!」
「あっ、そういえば 必殺技をボタン1つで出せるように設定できるから 何か設定する?それくらいのハンデは あげなな!どうする?」
「じゃあ、この 強 百烈張り手って書いてるやつにする!」
「なにそれ?ボタン連打するだけで出せるから わざわざ設定せんでもいいと思うけど まぁ 良いか。
ほな、始めるよ。」
「ふふん!ふふん!ふふん!ふふん!ふん!」
「なにそれ?百烈張り手しかしてないやん!そんな単調な動き余裕で………」
「フフン!フフン!フフン!フフン!フン!」
「いや、何これ?ガードしてもめっちゃ 削られんやけど!!ちょっ!ちょっと!!」
「フフン!ふふん!フフン!ふふん!フン!!」
「えぇー!!!!」
「パパ!これ めっちゃ強いよ!!」
「そやな……
ヒナタ……
協力プレイしよっか。」
「えっ?…………うん。」
この話の 本当度 100%
たまには 子供とゲームで遊ぶのも楽しいものです。
もう少し 大きくなればFPSやTPSのゲーム なんかも一緒にできるんでしょうね。
今回は 懐かしさと恋しさと切なさと心強さと、そして、何より勝ち負けにこだわらず純粋にゲームを楽しめたかと思います。